Oracle Solaris Studio 12.2: C ユーザーガイド

B.2.28 -fround=r

プログラム初期化中に、実行時に確立される IEEE 754 丸めモードを設定します。

r は、nearest tozeronegativepositive のいずれかです。

デフォルトは、-fround=nearest です。

ieee_flags サブルーチンと同等です。

rtozeronegativepositive のいずれかにすると、プログラムが実行を開始するときに、丸め方向モードがそれぞれ、ゼロの方向に丸める、負の無限の方向に丸める、正の無限の方向に丸めるに設定されます。rnearest のとき、あるいは -fround フラグを使用しないとき、丸め方向モードは初期値から変更されません (デフォルトは nearest)。

このオプションは、メインプログラムをコンパイルするときにだけ有効です。