Oracle Solaris Studio 12.2: C ユーザーガイド

B.2.66 -Wc,arg

指定されたコンパイラ構成要素 c に、arg を渡します。コンポーネントのリストについては、表 1–1 を参照してください。

各引数はコンマで区切ります。すべての -W arg は、通常のコマンド行引数のあとに渡されます。コンマを引数に含めるには、コンマの直前にエスケープ文字 \ (バックスラッシュ) を使用します。すべての -W arg は、通常のコマンド行引数のあとに渡されます。

たとえば、-Wa,-o,objfile は、-oobjfile を、この順番でアセンブラに渡します。また、-Wl,-I,name; を指定すると、リンク段階で動的リンカー /usr/lib/ld.so.1 のデフォルト名が無効になります。

そのほかのコマンド行オプションで引数がツールに渡される順番は、変更されることがあります。

c には、次のいずれかを指定します。

表 B–12 -W のフラグ

フラグ  

意味  

a

アセンブラ : (fbe); (gas)

c

C コードジェネレータ : (cg) (SPARC) ;

d

cc ドライバ 

h

中間コード翻訳 (ir2hf)(x86)

l

リンクエディタ (ld)

m

mcs 

O (大文字の o)

手続き間オプティマイザ 

o (小文字の o) 

ポストオプティマイザ 

p

プリプロセッサ (cpp)

u

C コードジェネレータ (ube) (x86)

0 (ゼロ)

コンパイラ (acomp) (ssbd, SPARC)

2

オプティマイザ: (iropt)