Oracle Solaris Studio 12.2: C ユーザーガイド

B.2.135 -xprefetch_level=l

-xprefetch_level オプションを使用して、-xprefetch=auto で定義した先読み命令の自動挿入を調整することができます。l には 123 のいずれかを指定します。-xprefetch_level が高くなるほど、コンパイラはより攻撃的に、つまりより多くの先読み命令を挿入します。

-xprefetch_level に適した値は、アプリケーションでのキャッシュミス数によって異なります。-xprefetch_level の値を高くするほど、アプリケーションのパフォーマンスが向上する可能性が高くなります。

このオプションは、-xprefetch=auto を指定し、最適化レベルを 3 以上に設定し て、先読みをサポートするプラットフォーム (v8plusv8plusa v9v9av9bgeneric64native64) 用にコードを生成した場合にだけ有効です。

-xprefetch_level=1 を指定すると、先読み命令の自動生成が有効になります。-xprefetch_level=2 を指定すると、レベル 1 を上回る追加の生成が行われ、-xprefetch_level=3 を指定すると、レベル 1 を上回る追加の生成が行われます。

デフォルトは、-xprefetch=auto を指定した場合は -xprefetch_level=1 になります。