Oracle Solaris Studio 12.2: C ユーザーガイド

B.2.143 -xsafe=mem

(SPARC) コンパイラが記憶域保護違反が発生した場合を前提とできるようにします。

このオプションを使用すると、コンパイラでは SPARC V9 アークテクチャーで違反のないロード命令を使用できます。


注 –

アドレスの位置合わせが合わない、またはセグメンテーション侵害などの違反が発生した場合は違反のないロードはトラップを引き起こさないので、このオプションはこのような違反が起こる可能性のないプログラムでしか使用しないでください。ほとんどのプログラムではメモリーに関するトラップは起こらないので、大多数のプログラムでこのオプションを安全に使用できます。例外条件の処理にメモリーベースのトラップを明示的に使用するプログラムでは、このオプションは使用しないでください。


このオプションは、最適化レベルの -xO5 と、次のいずれかの値の -xarch を組み合わせた場合にだけ有効です。m32m64 の両方で sparcsparcvis-sparcvis2、または -sparcvis3