Oracle Solaris Studio 12.2: C ユーザーガイド

E.1.4 文字 (G.3.4)

E.1.4.1 (5.2.1) ソースと実行の文字セットについて (規格に明確に規定されているものを除く)

どちらの文字セットも ASCII 文字セットやロケール固有の拡張文字と同一です。

E.1.4.2 (5.2.1.2) 複数バイト文字を符号化するためのシフト状態について

シフト状態はありません。

E.1.4.3 (5.2.4.2.1) 実行文字セットで 1 文字のビット数

ASCII 部分では、1 文字に 8 ビットです。ロケール固有の拡張文字部分では、ロケール固有の 8 ビットの倍数です。

E.1.4.4 (6.1.3.4) ソース文字セット (文字と文字列リテラル) メンバーの実行文字セットメンバーへの配置

ASCII 部分では、配置はソース文字と実行文字と同様です。

E.1.4.5 (6.1.3.4) 基本の実行文字セット、またはワイド文字定数用の拡張文字セットのどちらにも表現されていない文字や、エスケープシーケンスを含む整数文字定数の値

右端の文字が示す数値です。たとえば、 ’\q’ は ’q’ に等しくなります。このようなエスケープシーケンスが発生すると警告が発行されます。

E.1.4.6 (6.1.3.4) 2 つ以上の文字を含む整数文字定数の値、または 2 つ以上の複数バイト文字を含むワイド文字定数の値

エスケープシーケンスの発生しない複数バイト文字セットの値は、各文字の示す数値から派生しています。

E.1.4.7 (6.1.3.4) 複数バイト文字を対応するワイド文字 (コード) に変換するのに使用される現ロケール (locale)

有効なロケールは LC_ALLLC_CTYPE、または LANG 環境変数のいずれかで指定されたものです。

E.1.4.8 (6.2.1.1) 何も付いていない char は、signed char と、unsigned char のどちらと同じ範囲の値を持つか

char は、signed char とみなされます。