Oracle Solaris Studio 12.2: C ユーザーガイド

E.1.13 プリプロセッサ指令 (G.3.13)

E.1.13.1 (6.8.1) 条件付きのインクルードを制御する定数式のシングルキャラクタ文字定数の値は、実行文字セット中の同一の文字定数の値に一致するか

前処理命令内の文字定数はほかの式のものと同一の数値を持ちます。

E.1.13.2 (6.8.1) そのような文字定数は負の値をとり得るか

この場合の文字定数は負の値を取ることがあります。

E.1.13.3 (6.8.2) インクルード可能なソースファイルの位置を知る方法

最初に、ファイル名が < > によって区切られたファイルを、-I オプションによって指定されたディレクトリの中で検索します。次に、標準ディレクトリの中を検索します。異なるデフォルト位置を指定するのに -YI オプションが使用されていないかぎり、標準ディレクトリは /usr/include です。

最初に、ファイル名が引用符によって区切られたファイルを、#include 文のあるソースファイルのディレクトリ内で検索します。次に、-I オプションによって指定されたディレクトリの中を検索し、最後に標準ディレクトリ内を検索します。

< > や二重引用符で囲まれたファイル名が / で始まっている場合は、そのファイル名はルートディレクトリで始まるパス名であると解釈されます。このファイルの検索はルートディレクトリの中でのみ行われます。

E.1.13.4 (6.8.2) インクルード可能なソースファイルの引用符付きの名前のサポート

include 命令の引用符付きのファイル名はサポートされます。

E.1.13.5 (6.8.2) ソースファイルの文字シーケンスの配置

ソースファイルの文字は対応する ASCII の値に配置されます。

E.1.13.6 (6.8.6) 認識された #pragma 命令の動作

次に示すプラグマがサポートされています。詳細は、「2.11 プラグマ」 を参照してください。

E.1.13.7 (6.8.8) 翻訳の日付と時間がわからないときの __DATE____TIME__ の定義

これらのマクロは常に使用できます。