Oracle Solaris Studio 12.2: C ユーザーガイド

F.2.6 配列の格納

配列は、それぞれの要素が決められた記憶順序で格納されます。各要素は実際には記憶要素の一次元の列に格納されます。

C 言語の配列は行の並びを優先して格納されます。この順序では、多次元配列における右端の添字がもっとも速く変化します。

文字列データ型は char 要素の配列になります。連結後、文字列リテラルまたはワイド文字列リテラルに指定できる最大の文字数は、4,294,967,295 個です。

スタックに割り当てられた記憶領域のサイズ制限については、「F.1 記憶装置の割り当て」を参照してください。

表 F–15 配列の型と最大の大きさ

種類  

-m32 の要素の最大数

-m64 の要素の最大数

char

4,294,967,295 

2,305,843,009,213,693,951 

short

2,147,483,647 

1,152,921,504,606,846,975 

int

1,073,741,823 

576,460,752,303,423,487 

long

1,073,741,823 

288,230,376,151,711,743 

float

1,073,741,823 

576,460,752,303,423,487 

double

536,870,911 

288,230,376,151,711,743 

long double

268,435,451 

144,115,188,075,855,871 

long long

536,870,911 

288,230,376,151,711,743 

静的および大域配列にはさらに多くの要素を格納することができます。