Oracle Solaris Studio 12.2: スレッドアナライザユーザーズガイド

2.2.3 データの競合の検出実験を検証する

スレッドアナライザ、パフォーマンスアナライザ、er_print ユーティリティで、データの競合の検出実験を検証できます。スレッドアナライザおよびパフォーマンスアナライザはどちらも GUI インタフェースを表示します。スレッドアナライザはデフォルトの簡略セットのタブを表示しますが、それ以外はパフォーマンスアナライザと同じです。

2.2.3.1 スレッドアナライザを使用したデータの競合実験の表示

スレッドアナライザを開始するには、次のコマンドを入力します。


% tha

スレッドアナライザ GUI は、メニューバー、ツールバー、および各種表示用のタブを含む分割区画で構成されます。

左側の区画には、デフォルトで次の 3 つのタブが表示されます。

スレッドアナライザ画面の右側区画には、次の 2 つのタブが表示されます。

2.2.3.2 er_print を使用したデータの競合実験の表示

er_print ユーティリティは、コマンド行インタフェースを表示します。インタラクティブセッションで er_print ユーティリティを使用して、セッション中にサブコマンドを指定します。コマンド行オプションを使用して、インタラクティブでない方法でもサブコマンドを指定できます。

次のサブコマンドは、er_print ユーティリティで競合を調べるときに役立ちます。

詳細は、collect(1)、tha(1)、analyzer(1)、および er_print(1) のマニュアルページを参照してください。