Oracle Solaris Studio 12.2: スレッドアナライザユーザーズガイド

1.4.2 デッドロックを検出するための使用モデル

    デッドロックの検出には、次の 2 つの手順が必要です。

  1. デッドロック検出実験の作成

  2. デッドロック実験結果の検討

1.4.2.1 デッドロックを検出するための実験を作成する

デッドロック検出実験を作成するには、-r deadlock フラグを付けて collect コマンドを使用して、アプリケーションを実行し、プロセスの実行中に実験データを収集します。-r deadlock オプションを使用した場合、巡回チェーンを構成するロックの保持とロックの要求が収集データに含まれます。

1.4.2.2 デッドロックの実験結果を検討する

デッドロックを検出する実験を検討するには、tha コマンドを使用します。このコマンドにより、スレッドアナライザのグラフィカルユーザーインタフェースが起動します。er_print コマンド行インタフェースも使用できます。