次に、Fortran コンパイラのバージョン 8.5 のこのリリースでの新機能および変更された機能を一覧します。詳細は、『Oracle Solaris Studio 12.2: Fortran ユーザーズガイド』および f95 のマニュアルページを参照してください。
新しい -xkeepframe[=[ %all,%none, name, no% name] オプションは、名前付き関数のスタック関係の最適化を禁止します。%all は、すべてのコードに対するスタック関係の最適化を禁止します。%none は、すべてのコードに対するスタック関係の最適化を許可します。デフォルトは -xkeepframe=%none です。
IVDEP 指令は、最適化の目的でループ内で検索する配列参照の一部または全部のループによる依存関係を無視するよう、コンパイラに指示します。これによりコンパイラは、この指令がなければ不可能だったさまざまなループ最適化を実行できます。-xivdep オプションを使用すると、IVDEP 指令を無効にしたり、指令の解釈方法を指定したりできます。