このリリースの Oracle Solaris Studio では、この新機能ガイドで概説されているとおり、新機能や変更点が数多く盛り込まれています。このガイドは、以前のリリースでは Sun Developer Network ポータルにおいて提供されていたコンポーネントの README ファイルに代わるものです。
もっとも重要な変更点は名前であり、Sun Studio が Oracle Solaris Studio になっています。
Oracle Solaris Studio は、Solaris および Linux オペレーティング環境でのアプリケーション開発用の一連のツールで構成されています。
共有メモリー並列化のための OpenMP 3.0 API をネイティブに実装する、C、C++、および Fortran 用の高性能最適化コンパイラと実行時ライブラリ (cc、CC、および f95)
スクリプト化が可能でマルチスレッドに対応する対話型の dbx デバッガおよび dbxtool デバッガ GUI
メモリーリークおよびコードカバレージを検出するための新しいツールである discover と uncover
高度に最適化されたマルチスレッドの Sun Performance Library
シングルスレッドおよびマルチスレッドのアプリケーションをプロファイリングしてパフォーマンスのボトルネックと非効率性を検出するパフォーマンスアナライザ、および Solaris 環境で DTrace テクノロジを使用してシステムプロファイリングを行うための DLight
マルチスレッドアプリケーションで発生する前に実行時に潜在的で検出するのが困難なデータ競合およびデッドロックの状態を識別するスレッドアナライザ
コンポーネントのコンパイラ、デバッガ、分析ツールおよびアプリケーション構築用のコード対応エディタ、ワークフロー、プロジェクト機能で使用するように調整された IDE
Oracle Solaris Studio のすべてのドキュメントへのリンクについては、Oracle 技術ネットワークポータル (http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/solarisstudio/documentation) を参照してください。
このガイドは、コンパイラ、ライブラリ、パフォーマンス解析ツール、デバッグツール、IDE、およびその他の関連ツールに関する各章で構成されています。既知の問題、制限事項、および回避策の章では、Oracle Solaris Studio 12.2 のツールに関する追加情報について説明します。
このリリースに関する最新の情報については、Oracle 技術ネットワーク の Solaris Studio ポータルを参照してください。