Sun Desktop Manager 1.0 管理ガイド

委任管理

Java Desktop System Configuration Manager 1.1 では、プロファイルを保存できる場所は、LDAP サーバーの組織階層およびドメイン階層のルートの下のみです。Desktop Manager では、組織階層およびドメイン階層の異なる場所にプロファイルを保存できます。この委任管理機能は、組織階層またはドメイン階層の異なる枝の構成をそれぞれ影響し合わないように、異なる管理者が管理を担当する場合に特に有効です。

Desktop Manager に移行すると、LDAP サーバー上の既存の Configuration Manager 1.1 のプロファイルは、組織階層およびドメイン階層のルートの下にそのまま残ります。必要な場合は、「コピー/移動」ウィザードを使用するかプロファイルの詳細オプション設定によって、LDAP サーバー上の新しい場所にプロファイルを移動することができます。ただし、既存のプロファイルを新しい場所に移動すると、そのプロファイルの Java Desktop System Configuration Manager 1.1 との互換性は失われます。したがって、Configuration Manager 1.1 のエージェントを完全に Desktop Manager に移行する場合にのみ、委任管理機能を使用してください。