ほかのコマンドについては、CLI はまず現在のユーザー用の .apocpass ファイルが存在するかどうかをチェックします。
このファイルが存在しないと、ユーザー名とパスワードの入力を求めるメッセージが表示されます。このユーザー名とパスワードの認証が正常に完了すると、コマンドが実行されます。
資格情報ファイルが存在し、かつコマンド行にユーザー名が指定された場合、CLI はホスト、ポート、ベース DN、およびユーザー名のエントリを検索します。エントリが存在すると、保存されているユーザー DN とパスワードが使用されてコマンドが実行されます。エントリが存在しないと、パスワードの入力を求めるメッセージが表示されます。
コマンド行でユーザー名が指定されないと、.apocpass ファイルが検索され、ホスト / ポートとベース DN のペアを使用した鍵の確認が行われます。このペアが一意のエントリとして存在する場合、保存されているユーザー DN とパスワードが使用されてコマンドが実行されます。エントリが一意でない場合、ユーザー名の入力を求めるメッセージが表示されます。これがエントリと一致すると、保存されているユーザー DN とパスワードが使用されてコマンドが実行されます。これが一致しないと、パスワードの入力を求めるメッセージが表示されます。
パスワードの入力を求めるメッセージがユーザーに表示される場合は、.apocpass ファイル内の、このホスト / ポートとベース DN のペアのエントリが使用されてユーザー名とパスワードの認証が行われます。そのようなエントリが存在しない場合には、匿名アクセスが使用されて認証が行われます。