Sun Identity Manager の概要

シナリオ 7: Web サービスのワークフロー要求が Identity Manager でまだ受信されていない

シナリオの説明

このシナリオは、Identity Manager の GUI を使用せずにプロビジョニングを開始する場合です。SPML やその他のカスタム Web サービスインタフェースを使用して Identity Manager を内部的に呼び出すアプリケーションによって、ユーザーインタフェースが提供されています。この場合、UI を使用するユーザーに関連するユーザーセッションは、呼び出し元のアプリケーションを通して管理されます。Identity Manager では、要求はすべて「soapadmin」として開始されます。

このようなユースケースで、Identity Manager エンドポイントを経由して要求をまだ受信していないときに、対象のノードで障害が発生する場合を考えます。

セッション持続性が無効な場合

ユーザー体験: 透過的なフェイルオーバー。SOAP 管理者の資格は、ネットワーク経由で、または Identity Manager の Waveset.properties 設定で各 SOAP 要求に渡されます。この SOAP 要求を受信するノードが、停止前に要求を受信していなければ、セッション持続性の状態にかかわらずフェイルオーバーは透過的です。

回復手順: 必要なアクションはありません。SOAP 要求は、それを実行する有効なノードに送信されます。

セッション持続性が有効な場合

ユーザー体験: セッション持続性が無効な場合と同じです。

回復手順: セッション持続性が無効な場合と同じです。