Identity Manager では、管理対象のアプリケーションやその他の IT システムを「リソース」と呼びます。Identity Manager は「アダプタ」または「コネクタ」をインタフェースとして使用して、これらのリソースに接続します。
アダプタおよびコネクタは、Identity Manager サーバーにインストールされます (Identity Manager は、ターゲットリソースにインストールされる特別なソフトウェア (「エージェント」) を必要としません)。多数の Identity Manager アダプタおよびコネクタが用意されています。また、標準プロトコルや公開されているアプリケーションプログラミングインタフェース (API) を使用して、任意のリソースと通信する新しいアダプタまたはコネクタを作成することもできます。Identity Manager にはさまざまなアダプタおよびコネクタが付属しており、一般的なほとんどのリソースと通信できます。さらに、プログラマはテンプレートとスケルトンコードを利用して、アダプタやコネクタを追加作成することができます。
一部のリソースとは直接通信することができません。この場合は、Sun Identity Manager Gateway を使用する必要があります。Gateway が必要なリソースには、Exchange や Windows Active Directory などの Microsoft 製品や、eDirectory (以前の Netware Directory Services) などの Novell 製品などがあります。これらの場合、Identity Manager は Gateway と直接通信を行い、Gateway がインタフェースとなってリソースに接続します。
Identity Manager がサポートするリソースのリストについては、『Sun Identity Manager 8.1 リリースノート』の「サポートされているリソース」を参照してください。