Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド

ユーザーパスワードのリセット

Identity Manager ユーザーアカウントパスワードのリセットプロセスは、変更プロセスに類似しています。リセットプロセスがパスワードの変更と異なるのは、新しいパスワードを指定しない点です。代わりに、Identity Manager が、選択した項目とパスワードポリシーに応じて、ユーザーアカウント、リソースアカウント、またはその組み合わせの新しいパスワードをランダムに生成します。

直接の割り当てまたはユーザーの組織を通じた割り当てによって、ユーザーに割り当てられたポリシーは、次のようなリセットオプションを制御します。

Procedure「ユーザーリスト」ページからのパスワードのリセット

「パスワードのリセット」ユーザーアクションは、「ユーザーリスト」ページ (「アカウント」>「アカウントのリスト」) で実行できます。

「ユーザーリスト」ページからパスワードをリセットするには、次の手順に従います。

  1. 管理者インタフェースで、メインメニューの「アカウント」をクリックします。「アカウントのリスト」タブに「ユーザーリスト」ページが表示されます。

  2. ユーザーを選択して、「ユーザーアクション」ドロップダウンメニューをクリックします。

  3. パスワードをリセットするには、「パスワードのリセット」を選択します。

    「ユーザーパスワードのリセット」ページが表示されます。

  4. 「パスワードのリセット」ボタンをクリックします。

ProcedureIdentity Manager アカウントポリシーを使用してパスワードを期限切れにする

ユーザーパスワードをリセットすると、そのパスワードはデフォルトでただちに期限切れになります。その結果、パスワードのリセット後に初めてログインするとき、ユーザーは新しいパスワードを選択してアクセスする必要があります。このデフォルトは「Edit the Reset User Password」フォームを使用して上書きできるため、ユーザーのパスワードは、そのユーザーに関連付けられた Identity Manager アカウントポリシーで設定された期限切れパスワードポリシーに従って期限切れになります。

デフォルトのパスワード変更要件を上書きするには、次の手順に従います。

  1. 「Reset User Password 」フォームを編集し、次の値を false に設定します。


    resourceAccounts.currentResourceAccounts[Lighthouse].expirePassword
  2. Identity Manager アカウントポリシーの「リセット」オプションを使用して、パスワードが期限切れになるときを指定します。

    次の設定があります。

    • 「半永久」。Identity Manager は、passwordExpiry ポリシー属性で指定された期間を使用して、パスワードがリセットされたときに現在の日付からの相対的な日付を計算し、その日付をユーザーに設定します。値を指定しない場合、変更またはリセットされたパスワードは期限切れになりません。

    • 「一時」。Identity Manager は、tempPasswordExpiry ポリシー属性で指定された期間を使用して、パスワードがリセットされたときに現在の日付からの相対的な日付を計算し、その日付をユーザーに設定します。値を指定しない場合、変更またはリセットされたパスワードは期限切れになりません。tempPasswordExpiry の値が 0 に設定されている場合、パスワードはただちに期限切れになります。

      tempPasswordExpiry 属性が適用されるのは、パスワードがリセットされる (ランダムに変更される) ときだけです。これは、パスワードの変更には適用されません。