デフォルトでは、各是正者は次の 3 つの応答オプションから選択できます。
是正する。是正者は、何らかの処理を実行してリソースの問題を修正したことを示します。
コンプライアンス違反が修正されると、Identity Manager は監査イベントを作成して是正をログに記録します。さらに、Identity Manager は、是正者の名前と入力されたコメントを保存します。
是正後、違反は、次の監査スキャンまで削除されません。監査ポリシーが再スキャンを許可するように設定されている場合、違反が是正されるとただちにユーザーが再スキャンされます。
受け入れる。是正者は、ユーザーが一定期間その違反を免除されるように違反の内容を受け入れます。
違反が意図的なものである場合 (たとえば、業務上 2 つのグループに所属する必要がある場合など) は、長期間にわたって違反を受け入れることができます。また、リソースのシステム管理者が休暇中で問題の修正方法がわからない場合などには、短期間だけ違反を受け入れることもできます。
Identity Manager は、違反を受け入れた是正者の名前を、免除に割り当てた有効期限および入力したコメントとともに保存します。
Identity Manager は、期限切れになった免除を検出すると、違反を受け入れた状態から保留中の状態に戻します。
転送する。是正者は、違反を解決する役割を別の人物に再割り当てします。
ユーザーが買掛金と売掛金の両方を担当できないようにする規則を設定した企業で、あるユーザーがこの規則に違反しているという通知を受け取ったとします。
会社がその職位に別の従業員を雇用するまでの間、そのユーザーがスーパーバイザとして両方の役割を受け持つ場合は、その違反を受け入れ、最長で 6 か月間の免除を与えることができます。
ユーザーが規則に違反している場合、競合を修正し、そのリソースで問題が解決されたときに違反を是正するように Oracle ERP 管理者に依頼することもできます。または、是正リクエストを Oracle ERP 管理者に転送することができます。