Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド

エクスポータの自動化の設定

Identity Manager では、データのエクスポートの前後に実行するワークフローを指定できます。

Cycle Start ワークフローを使用すると、エクスポートの取り消しを保証するイベントが発生したときに、エクスポートの実行を禁止できます。たとえば、エクスポートの実行がスケジュールされている時刻に、ステージングテーブルに対して読み取りまたは書き込みを行うアプリケーションで排他的アクセスが必要となった場合は、このエクスポートを取り消す必要があります。ワークフローは 1 の値を返して、エクスポートを取り消します。Identity Manager は、エクスポートがスキップされたことを示す監査レコードを作成し、エラーの結果を示します。ワークフローが 0 を返して、エラーが発生していない場合は、データタイプがエクスポートされます。

Cycle Complete ワークフローは、すべてのレコードがエクスポートされたあとに実行されます。通常、このワークフローはエクスポートしたデータを処理するために、ほかのアプリケーションをトリガーします。このワークフローが完了したあと、エクスポータはほかのデータタイプのエクスポートを確認します。

サンプルワークフローは、$WSHOME/sample/web/exporter.xml ファイルにあります。エクスポータワークフローの subtypeDATA_EXPORT_AUTOMATION で、authTypeWarehouseConfig です。

Procedureエクスポータの自動化を設定する

  1. 「データエクスポータの設定」ページで、「エクスポータ自動化」セクションにある「編集」リンクをクリックします。

  2. 必要に応じて、「サイクルの開始ワークフロー」ドロップダウンメニューから、エクスポートの前に実行するワークフローを選択します。

  3. 必要に応じて、「サイクルの開始ワークフロー」ドロップダウンメニューから、エクスポートのあとに実行するワークフローを選択します。