ユーザーが Identity Manager へのログインに失敗した場合、そのユーザーはロックアウトされます。ロックアウトされるのは、Identity Manager アカウントポリシーで定義されたログイン試行の失敗回数を超過した場合です。
Identity Manager のロックアウトに数えられるのは、Identity Manager ユーザーインタフェースに対するログイン試行だけです (つまり、管理者インタフェース、エンドユーザーインタフェース、コマンド行インタフェース、SPML API インタフェースのいずれか)。リソースアカウントへのログイン試行の失敗はカウントされず、Identity Manager アカウントのロックアウトの原因にはなりません。
パスワードまたは質問によるログイン試行の最大失敗回数は、Identity Manager アカウントポリシーにより設定されます。
パスワードによるログイン試行の最大失敗回数を超えたユーザーは、秘密の質問によるログインインタフェースを含む Identity Manager アプリケーションインタフェースすべてでロックアウトされます。
質問によるログイン試行の最大失敗回数を超過したユーザーは、秘密の質問によるログインを除く任意の Identity Manager アプリケーションインタフェースへの認証を実行できます。
パスワードによるログイン試行の失敗回数の超過のために Identity Manager からロックアウトされたユーザーは、管理者がアカウントをロック解除するか、ロックが期限切れになるまでログインできません。
管理者は、ユーザーのメンバー組織、および Unlock User 機能を管理している場合にアカウントをロック解除できます。
Lock Timeout が Identity Manager アカウントポリシーで設定されている場合、アカウントに設定されているロックは時間が経過すると期限切れになります。パスワードによるログイン試行失敗の Lock Timeout は、「パスワードログインに失敗したために発生したアカウントロックの有効期間」の値により設定されます。
質問によるログイン試行の失敗回数を超過したために秘密の質問によるログインインタフェースでロックアウトされるユーザーは、管理者がアカウントのロックを解除するか、ロックされたユーザー (または適切な機能を持つユーザー) がユーザーのパスワードを変更またはリセットするか、ロックの期限が切れるまで、このインタフェースにログインできなくなります。
管理者は、ユーザーのメンバー組織、および Lock Timeout 機能を管理している場合にアカウントをロック解除できます。
Lock Timeout が Identity Manager アカウントポリシーで設定されている場合、アカウントに設定されているロックは時間が経過すると期限切れになります。質問によるログイン試行の失敗の Lock Timeout は、「質問ログインに失敗したために発生したアカウントロックの有効期間」の値により設定されます。
適切な機能を持つ管理者は、ロックされた状態のユーザーに対して次の操作を実行できます。
更新 (リソースの再プロビジョンを含む)
パスワードの変更またはリセット
無効化または有効化
名前の変更
ロック解除
アカウントをロック解除するには、リストで 1 つ以上のユーザーアカウントを選択し、「ユーザーアクション」または「組織アクション」リストから「ユーザーのロック解除」を選択します。