一部のフィールドには複数の値を指定できます。これらは複数値フィールドと呼ばれます。たとえば、waveset.resources フィールドでは、ユーザーに複数のリソースを割り当てることができます。1 つのフィールド内の複数の値を区切るには、縦棒 (|) 文字 (「パイプ」文字とも呼ばれる) を使用します。複数値の構文は、次のように指定できます。
value0 | value1 [ | value2 ... ]
既存のユーザーの複数値フィールドを更新する場合、現在のフィールドの値を 1 つ以上の新しい値で置き換えても、希望するとおりに指定できないことがあります。値を一部削除したり、現在の値に追加したい場合もあります。フィールド指示を使用すれば、既存のフィールドの値をどのように処理するかを指定できます。フィールド指示は、次のように、フィールド値の前に縦棒で囲んで指定します。
|directive [ ; directive ] | field values
選択できる指示は次のとおりです。
Replace。現在の値を指定した値で置き換えます。指示を指定しない場合 (または、List 指示のみを指定した場合) は、これがデフォルトになります。
Merge。指定した値を現在の値に追加します。重複する値はフィルタされます。
Remove。指定した値を現在の値から削除します。
「List」。 フィールドの値が 1 つしかない場合でも、複数の値があるかのように強制的に処理します。ほとんどのフィールドは値の数に関係なく適切に処理されるため、通常、この指示は必要ありません。別の指示と共に指定できるのはこの指示だけです。
フィールド値は大文字と小文字を区別します。Merge および Remove の指示を指定する場合はこれが重要です。値を正しく削除したり、マージで複数の類似した値ができないようにするには、値が正確に一致する必要があります。