次の情報と手順を使用して、デジタル署名を設定します。次のものにデジタル署名できます。
承認 (変更承認を含む)
アクセスレビューアクション
コンプライアンス違反の是正
この節では、& Product_IDMgr; に署名付き承認の証明書と CRL を追加するために必要な、サーバー側とクライアント側の設定について説明します。
システム設定オブジェクトを開いて、security.nonrepudiation.signedApprovals=true と設定します。
システム設定オブジェクトを編集する方法については、「Identity Manager 設定オブジェクトの編集」を参照してください。
PKCS11 を使用している場合は、security.nonrepudiation.defaultKeystoreType=PKCS11 も設定する必要があります。
カスタム PKCS11 キープロバイダを使用している場合は、さらに security.nonrepudiation.defaultPKCS11KeyProvider=<プロバイダ名> も設定する必要があります。
カスタムプロバイダを記述する必要がある状況の詳細については、REF キットの次の項目を参照してください。
com.sun.idm.ui.web.applet.transactionsigner.DefaultPKCS11KeyProvider (Javadoc) REF/transactionsigner/SamplePKCS11KeyProvider |
REF (Resource Extension Facility) キットは、製品の CD の /REF ディレクトリまたはインストールイメージにあります。
自分の認証局 (CA) の証明書を信頼できる証明書として追加します。そのためには、まず証明書のコピーを取得する必要があります。
たとえば、Microsoft CA を使用している場合には、行う手順は次のようになります。
この証明書を Identity Manager に信頼できる証明書として追加します。
次の手順で、CA の証明書失効リスト (CRL) を追加します。
「テスト接続」をクリックして、URL を確認します。
「保存」をクリックします。
jarsigner を使用して applets/ts2.jar に署名します。
詳細については、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/tooldocs/windows/jarsigner.html を参照してください。Identity Manager とともに提供されている ts2.jar ファイルは、自己署名付き証明書を使用して署名されているため、本稼働システムには使用しないでください。本稼働では、信頼できる CA によって発行されたコード署名証明書を使用して、このファイルを署名し直すことをお勧めします。
PKCS12 を使用した署名付き承認のための設定情報は、次のとおりです。証明書と非公開鍵を取得して、PKCS#12 キーストアにエクスポートします。たとえば、Microsoft CA を使用している場合には、行う手順は次のようになります。
Identity Manager では、JRE 1.5 以上が必要になりました。
Internet Explorer を使用して、http://IPAddress /certsrv を参照し、管理特権でログインします。
証明書のリクエストを選択して、「次へ」をクリックします。
リクエストの詳細設定を選択して、「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
「証明書テンプレート」で「ユーザー」を選択します。
次のオプションを選択します。
「送信」をクリックして、「OK」をクリックします。
「この証明書のインストール」をクリックします。
「ファイル名を指定して実行」を選択し、mmc と入力して mmc を起動します。
証明書スナップインを追加します。
「コンソール」、「スナップインの追加と削除」の順に選択します。
「追加」をクリックします。
「コンピュータアカウント」を選択します。
「次へ」をクリックして、「完了」をクリックします。
「閉じる」をクリックします。
「OK」をクリックします。
「証明書」、「個人」、「証明書」の順に選択します。
「管理者」を右クリックして、「すべてのタスク」、「エクスポート」の順に選択します。
「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックして、非公開鍵がエクスポートされていることを確認します。
「次へ」をクリックします。
パスワードを設定して、「次へ」をクリックします。
証明書の場所を指定します。
「次へ」をクリックして、「完了」をクリックします。「OK」をクリックして確認します。
クライアント側の設定の手順 10l (パスワード) と 10m (証明書の場所) で使用した情報をメモしておいてください。この情報は、承認の署名のために必要です。
署名付き承認に PCCS11 を使用している場合は、次の操作を行います。