イベントをダッシュボードグラフに表示してリアルタイムに追跡および監視するように Identity Manager を設定できます。ダッシュボードを使用することで、システムリソースをすばやく検査して異常を発見し、時刻や曜日などに基づいた履歴上のパフォーマンス傾向を把握し、監査ログを見る前に問題を対話的に特定することができます。これらには監査ログほど多くの詳細は含まれませんが、問題を特定するためにログのどこを見ればよいかについてのヒントが得られます。
グラフィカルなダッシュボードの表示を作成して、自動化されたアクティビティーや手動のアクティビティーを詳細に追跡することができます。Identity Manager には、サンプルの「リソース操作」ダッシュボードグラフが用意されています。リソース操作ダッシュボードグラフを使用することにより、システムリソースをすばやく監視し、許容レベルのサービスを維持できるようになります。
リソース操作ダッシュボードのこれらのグラフにはサンプルデータを表示できます。ダッシュボードの使用法については、「ダッシュボードの操作」を参照してください。
統計はさまざまなレベルで収集および集約され、指定内容に基づいたリアルタイムビューが提示されます。
「レポートの設定」ページの「追跡イベント設定」領域から、追跡イベントの統計収集が現在有効かどうかを判定したり、有効にしたりできます。追跡イベント設定を有効にするには、「イベント収集の有効化」をクリックします。
イベント収集の次のオプションを指定します。
「タイムゾーン」。追跡イベントの記録に使用するタイムゾーンを設定します。これは主に、日付の変わるタイミングを決定します。
または、タイムゾーンを、サーバーに設定されているデフォルトタイムゾーンに設定できます。
「データ収集を行うタイムスケール」。データ収集の時間間隔 (データを収集し保管する間隔) を指定します。たとえば、間隔が 1 分に選択された場合、データは毎分収集され保管されます。
システムは追跡されたイベントデータを格納し、期間を変更しながらシステムの詳細かつ最新の概覧を表示し、履歴上での傾向を把握できるようにします。
次のタイムスケールを利用可能です。デフォルトでは、これらの間隔がすべて選択されています。収集しない間隔に対する選択は解除してください。
10 秒間隔
1 分間隔
1 時間間隔
1 日間隔
1 週間間隔
1 か月間隔
追跡イベントを設定したあと、ダッシュボードを使用して追跡イベントを監視します。スライダが表示されている場合は、それを使用してグラフの断片をズームインできます。