Identity Manager の JMX 監査ログパブリッシャーでは、イベントの監査ログを監視します。イベントが検出されると、監査イベントレコードが JMX パブリッシャーによって MBean でラップされ、メモリーに保持されている一時履歴も更新されます。JMX クライアントには、イベントごとに個別の短い通知が送信されます。そのイベントが処理対象の場合、JMX クライアントから監査イベントをラップしている MBean に問い合わせを行なって詳細な情報を取得できます。
監査イベントレコードの詳細については、com.waveset.object.AuditEvent Javadoc を参照してください。Javadoc は REF キットから入手できます。REF キットについては、「カスタム監査パブリッシャーの開発」を参照してください。
適切な MBean から情報を取得するには、履歴シーケンス番号が必要です。この番号はイベント通知に含まれています。
各イベント通知に含まれる情報は次のとおりです。
種類。イベントの種類を示す文字列。文字列は、AuditEvent.<ObjectType>.<Action> の形式に従います。ObjectType および Action は、com.waveset.AuditEvent から返されます。たとえば、ロック解除イベントが送信されると、種類は AuditEvent.LighthouseAccount.Unlock となります。
シーケンス番号。MBean への情報の問い合わせに使用する履歴バッファーキー。