監査ポリシーに関する一般的な編集タスクは次のとおりです。
規則を追加または削除する
ターゲットリソースを変更する
ポリシーにアクセスできる組織のリストを調整する
各レベルの是正に関連付けられたエスカレーションタイムアウトを変更する
ポリシーに関連付けられた是正ワークフローを変更する
監査ポリシー名の列でポリシーの名前をクリックして「監査ポリシーの編集」ページを開きます。このページでは、監査ポリシーに関する情報が次の領域に分類されています。
識別と規則の領域
是正者とエスカレーションタイムアウトの領域
ワークフローと組織の領域
ページのこの領域では、次の操作を行うことができます。
ポリシーの説明の編集
規則の追加または削除
この製品で既存の規則を直接編集することはできません。Identity Manager IDE または XML エディタを使用して規則を編集し、これを Identity Manager にインポートします。その後、以前のバージョンの規則を削除して、改訂バージョンの規則を追加します。
監査ポリシーの説明を編集するには、「説明」フィールド内のテキストを選択し、新しいテキストを入力します。
オプションの作業として、「ターゲットリソースを制限」オプションまたは「違反の再スキャンを許可」オプションを選択するか、選択解除します。
ポリシーの規則を削除するには、規則名の前にある「選択」ボタンをクリックし、「削除」をクリックします。
「追加」をクリックして新しいフィールドを追加し、そのフィールドで、追加する規則を選択します。
「規則名」列で、選択リストから別の規則を選択します。
図 14–8 に、ポリシーにレベル 1、レベル 2、およびレベル 3 の是正者を割り当てる、「是正者」領域の一部を示します。
ページのこの領域では、次の操作を行うことができます。
ポリシーの是正者の削除または割り当て
エスカレーションタイムアウトの調整
ユーザー ID を入力して 1 つ以上の是正レベルに対して是正者を選択し、「追加」をクリックします。ユーザー ID を検索するには、「...」ボタンをクリックします。少なくとも 1 人の是正者を選択する必要があります。
是正者を削除するには、リストでユーザー ID を選択し、「削除」をクリックします。
タイムアウト値を選択し、新しい値を入力します。デフォルトでは、タイムアウト値は設定されていません。
選択した最高レベルの是正者に対してエスカレーションタイムアウト値を指定した場合、エスカレーションがタイムアウトすると、リストから作業項目が削除されます。
図 14–9 に、監査ポリシーの是正ワークフローと組織を指定する領域を示します。
ページのこの領域では、次の操作を行うことができます。
ポリシー違反の発生時に起動する是正ワークフローを変更する
是正ユーザーフォーム規則を選択する
このポリシーにアクセスできる組織を調整する
ポリシーに割り当てられたワークフローを変更するには、オプションリストから別のワークフローを選択します。デフォルトでは、ワークフローは監査ポリシーに割り当てられません。
監査ポリシーにワークフローが割り当てられていない場合、違反はどの是正者にも割り当てられません。
リストから是正ワークフローを選択し、「保存」をクリックします。
オプションの作業として、是正によってユーザーを編集する際に適用されるユーザーフォームを生成する規則を選択します。
この監査ポリシーを使用できる組織を調整し、「保存」をクリックします。
Identity Manager には、「監査ポリシー」リストからアクセス可能な次のサンプルポリシーが用意されています。
IDM Role Comparison Policy
IDM Account Accumulation Policy
このサンプルポリシーを使用すると、Identity Manager ロールで指定されている属性と、ユーザーの現在の属性を比較できます。このポリシーは、ロールに指定されたすべてのリソース属性がユーザーに設定されていることを確認するためのものです。
このポリシーは次の場合に違反を検知します。
ロールに指定されたリソース属性がユーザーに含まれていない
ユーザーのリソース属性が、ロールに指定されているものと異なる
このサンプルポリシーでは、ユーザーが保有するすべてのアカウントが、そのユーザーによって保有されている少なくとも 1 つのロールによって参照されていることを確認します。
ユーザーに割り当てられているリソースアカウントのうち、いずれか 1 つでも現在ユーザーに割り当てられているどのロールからも明示的に参照されていない場合、このポリシーに違反します。