Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド

エンドユーザーインタフェース

付属のサンプルエンドユーザーページは、xSP 環境での一般的な登録とセルフサービスの例を示しています。サンプルは拡張可能であり、カスタマイズ可能です。実際の配備用に、外観や使い勝手を変更したり、ページ間の移動方法を変更したり、ロケール固有のメッセージを表示したりできます。エンドユーザーページのカスタマイズ方法は、『Sun Identity Manager Service Provider 8.1 Deployment 』を参照してください。

セルフサービスイベントや登録イベントの監査に加えて、影響を受けるユーザーに、電子メールテンプレートを使用して通知を送信することができます。アカウント ID ポリシーとパスワードポリシー、およびアカウントロックアウトの例も用意されています。アプリケーション開発者も Identity Manager フォームを利用できます。サーブレットフィルタとして実装されている認証サービスモジュールを、必要に応じて拡張したり置き換えたりできます。これにより、Sun Access Manager のようなアクセス管理システムとの統合が可能になります。

サンプルエンドユーザーページ

付属のサンプルエンドユーザーページを使用すると、ユーザーは、操作しやすい一連の画面で基本的なユーザー情報の登録と管理を行い、自分のアクションに関する電子メール通知を受け取ることができます。

サンプルページには次の機能が含まれています。


注 –

Identity Managerでは、登録に検証テーブルが使用されます。そのテーブル内のユーザーだけが登録を許可されます。たとえば、Betty Childs というユーザーを登録する場合、bchilds@example.com という電子メールアドレスを持つ Betty Childs のエントリが検証テーブル内で検索され、登録が受け入れられます。


サンプルページは、配備に合わせて簡単にカスタマイズできます。

配備に合わせて次のように簡単にカスタマイズできます。

ページのカスタマイズ方法は、『Sun Identity Manager Service Provider 8.1 Deployment 』を参照してください。

新しいユーザーの登録

新しいユーザーは登録を求められます。登録時に、ユーザーは自分のログイン、チャレンジ質問、および通知に関する情報を設定できます。

図 17–14 「登録」ページ

「登録」ページを示す図

ホーム画面とプロファイル画面

図 17–15 に、エンドユーザーのホームタブとプロファイルページを示します。ユーザーは、自分のログイン ID とパスワードの変更、通知の管理、およびチャレンジ質問の作成を行うことができます。

図 17–15 「自分のプロフィール」ページ

「パスワードの変更」画面を示す図。