Sun Identity Manager 8.1 アップグレード

ステップ 5: TaskDefinition オブジェクトの変更

実行中のタスクインスタンスを含む本稼働環境のアップグレードが必要な場合があります。残念ながら、リポジトリ内の Identity Manager の TaskDefinition オブジェクトをアップグレードすると、その TaskDefinition オブジェクトに依存する実行中のタスクインスタンスが壊れる可能性があります。この可能性は、ユーザーがそれらのタスクが正常に完了することに依存してビジネス機能を実行している本稼働環境では、特に重要な注意点です。

アップグレードの前に、ユーザーにタスクを完了させるか、実行中のタスクを強制終了することはもっとも簡単な方法ですが、それらのオプションが必ずしも実行可能とは限りません。

アップグレード時に、本稼働環境に実行中のタスクインスタンスがある場合は、アップグレード手順にそれらのインスタンスへの対処方法を必ず記述してください。


ヒント –

各環境でアップグレードを行うときに、TaskDefinition オブジェクトの名前を変更します。次の処理を使用して、本稼働環境の TaskDefinition オブジェクトをアップグレードします。

  1. Identity Manager のコンソールで、現在の TaskDefinition をタイムスタンプを含む名前に変更します。

  2. 新規の TaskDefinition をロードします。



注意 – 注意 –

アクティビティーまたはアクションを変更すると、問題が発生するおそれがあります。

実行中の TaskInstances に対応する TaskDefinitions の変更はできないことに注意してください。Identity Manager では、そのような変更は許可されません。