Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

JMX 監視

JMS リスナーアダプタは、Java Management Extensions (JMX) で監視できる複数の属性および操作を提供します。Identity Manager サーバーでの JMX の設定については、『Business Administrator's Guide』の設定に関する章を参照してください。

Active Sync プロセスが実行されている (かつ信頼できる MBean を含む) サーバーでは、指定されたウィンドウの時間に基づいて統計値が計算されます。setWindowMillis 操作は、期間の長さを設定します。統計値が計算されるたびに、統計ウィンドウの実際の期間が ActualWindowTime 属性として記録されます。

たとえば setWindowMillis 操作が 10000 (10 秒) に設定できても、ActualWindowTime には実際のウィンドウが 10.005 秒であったことを示す値 10005 が含まれる可能性があります。MsgCountInWindow などその他の属性は、実際のウィンドウを使用して統計値を計測またはカウントします。MsgCountInWindow に値 63 が含まれる場合、10.005 秒間に 63 個のメッセージが JMS から取得されたことになります。

次の表に、アダプタが JMX で使用できるようにする属性および操作を示します。属性および操作は、JMX コンソールから IDM/Cluster/ Synchronization/Active Sync/JMS Listener/SyncStats:DestinationName で確認できます。DestinationName の値は、「宛先タイプ」および「宛先の JNDI 名」リソースパラメータの値を結合して生成されます。

JMX の属性

属性  

説明  

ActualWindowTime

最新のウィンドウの実際の時間 (ミリ秒) を示します。 

Attributes

アダプタのリソースパラメータの値を一覧表示します。 

Authoritative

サーバーが Active Sync プロセスを実行しているサーバーであるかどうかを示します。 

AvgMsgWaitTime

メッセージの待機に費やされた平均の時間 (ミリ秒) を示します。 

AvgProcessTime

メッセージの処理に費やされた平均の時間 (ミリ秒) を示します。 

CurrentMsgWaitStart

現在のメッセージ待機の待機が開始した日付と時刻を示します。 保留中の待機がない場合は NULL です。 

CurrentMsgWaitTime

メッセージの待機に費やされたミリ秒を示します。 

CurrentPollStart

Active Sync が現在実行中の場合に、Active Sync が最後に開始した日付と時刻を示します。 

CurrentProcessStart

現在処理中のメッセージの処理が開始した日付と時刻を示します。 

CurrentProcessTime

現在のメッセージの処理に費やされたミリ秒の合計を示します。値が 0 の場合は、メッセージが処理されていないことを示しています。 

LastCalculatedPollTime

現在のポーリングが含まれるポーリングループにおけるミリ秒について、最後に計算された時点での合計を示します。 

MaxMsgWaitTime

1 メッセージの待機に費やされる最大ミリ秒を示します。 

MaxPollTime

1 ポーリングサイクルの最大ミリ秒を示します。 

MaxProcessTime

1 メッセージの処理に費やされる最大ミリ秒を示します。 

MsgCountInWindow

最後のウィンドウの時間中に受信したメッセージ数を示します。 

MsgPerUnittime

指定されたウィンドウ中に処理されたメッセージ数を示します。 

PollMsgWaitPercent

メッセージの待機に費やされた時間の割合を示します。 

PollOtherPercent

オーバーヘッドとして費やされた時間の割合を示します。 

PollProcessPercent

メッセージの処理に費やされた時間の割合を示します。 

PollStatistics

最新のウィンドウの実際の時間を示します。 

TotMsgCount

受信したメッセージの合計数を示します。 

TotMsgWaitTime

メッセージの待機に費やされたミリ秒の合計を示します。 

TotProcessTime

メッセージの処理に費やされたミリ秒の合計を示します。 

JMX の操作

操作  

説明  

getWindowMillis

統計ウィンドウの期間 (ミリ秒) を取得します。この操作は、Authoritative 属性が true の場合のみ使用できます。 

refreshAttributes

リソース属性の最新の値を返します。 

resetStatistics

アダプタの統計値をリセットします。この操作は、Authoritative 属性が true の場合のみ使用できます。 

setWindowMillis

統計ウィンドウの期間 (ミリ秒) を設定します。この操作は、Authoritative 属性が true の場合のみ使用できます。