Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

ADAM のサポート

LDAP アダプタは、Microsoft の Application Directory Application Mode (ADAM) にプロビジョニングするように設定できます。次のそれぞれの節では、ADAM のサポートを有効にする方法について説明します。

ADAM スキーマの修正

Identity Manager で使用するために ADAM スキーマの調整が必要なことがあります。リソーススキーマおよび LDAP リソースのアイデンティティーテンプレートには、一意の識別子 (またはアカウント ID) の参照が含まれることがあります。ADAM は、次の点がその他の LDAP 実装と異なります。

ADAM スキーマは、属性インデックス設定を定義します。スキーマの各属性定義エントリには searchFlags 属性があります。たとえば Uid は、スキーマコンテキストの cn=Uid,cn=Schema に位置します。searchFlags 属性は、ビットマスクであり、1 (インデックス作成)、2 (コンテナごとのインデックス作成)、および 64 (効率的な VLV クエリをサポートするインデックス) の値はインデックス作成に関連します。

ADAM インスタンスでスキーマを更新する詳細は、Microsoft のマニュアルを参照してください。

ADAM でのアカウントの有効化と無効化

ADAM での調整では、ページング結果コントロールまたは仮想リスト表示コントロールのいずれかを使用できます。ページング結果コントロールを使用するには、リソースのリソースパラメータ設定ページで、「Use Paged Results Control」チェックボックスにチェックマークを付けます。仮想リスト表示コントロールを使用するには、リソースのリソースパラメータ設定ページの「VLV Sort Attribute」で名前を付けた属性が、有効な VLV クエリーをサポートするオプションを設定して、ADAM でインデックス化されている必要があります。詳細は、「ADAM スキーマの修正」を参照してください。

Active Sync は ADAM でサポートされていません。

次の手順に従って、Identity Manager が ADAM のアカウントを有効および無効にできるようにします。

ProcedureADAM でのアカウントの有効化と無効化

  1. 「LDAP リソースパラメータ」ページで、「LDAP アクティブ化メソッド」パラメータを com.waveset.adapter.util.ActivationByAttributePushDisablePullEnable に設定します。

  2. 「LDAP アクティブ化パラメータ」を Identity_System_Attribute=true に設定します。アイデンティティーシステム属性は、次の手順で「アカウント属性」ページで指定します。たとえば MyUserAccountDisabled=true とします。

  3. 「アカウント属性」ページで、「LDAP アクティブ化パラメータ」フィールドに指定したアイデンティティーシステム属性をアイデンティティーシステムユーザー属性として追加します。リソースユーザー属性を msDS-UserAccountDisabled に設定します。この属性のタイプは文字列にしてください。