ここでは、ユーザータイプとカスケード削除に関する情報も含め、Oracle リソースアダプタの使用に関する依存関係と制限事項について説明します。
Oracle データベースでは、次のタイプのユーザーが許可されます。
「ローカル」。ローカルユーザーは、Oracle によって完全に管理され、パスワードが必要です。Oracle は、これらのパスワードも管理します。このため、ユーザー名とパスワードは、アプリケーションの内部で設定された標準に完全に準拠させてください。
外部。外部ユーザーは、オペレーティングシステムまたは他社製のアプリケーションによって認証されます。Oracle は、ログイン認証を利用して、特定のオペレーティングシステムのユーザーが特定のデータベースユーザーにアクセスできることを確認します。
グローバル。グローバルユーザーは、LDAP や Active Directory などのディレクトリサービスによって認証されます。ユーザーの名前は、完全な識別名 (DN) または NULL 文字列として指定してください。NULL 文字列を使用すると、ディレクトリサービスは認証されたグローバルユーザーを該当するデータベース機能にマップします。
外部ユーザーまたはグローバルユーザーを管理している場合は、Oracle リソースをそのインストール先であるマシンまたはディレクトリサービスも含むリソースグループに配置するようにしてください。
noCascade アカウント属性は、ユーザーを削除したときにカスケード削除を行うかどうかを示します。デフォルトでは、カスケード削除が行われます。カスケード削除を無効にするには、次の手順に従います。
System Configuration オブジェクトの updatableAttributes セクションに次のエントリを追加します。
<Attribute name=’Delete’> <Object> <Attribute name=’all’> <List> <String>noCascade</String> </List> </Attribute> </Object> </Attribute> |
プロビジョニング解除フォームに次のフィールドを追加します。
<Field name=’resourceAccounts.currentResourceAccounts [MyOracleResource].attributes.noCascade’> <Display class=’Checkbox’> <Property name=’title’ value=’Do NOT Cascade MyOracleResource Delete’/> <Property name=’alignment’ value=’left’/> </Display> <Disable> <isnull> <ref>resourceAccounts.currentResourceAccounts[MyOracleResource]</ref> </isnull> </Disable> </Field> |
Oracle リソーススキーマに noCascade アカウント属性を追加します。
ユーザーがオブジェクトを所有していて、カスケードを無効にするオプションを選択した場合、Oracle はエラーをスローします。ユーザーは削除されません。
属性を無効にできるように、ユーザーフォームに noCascade フィールドを追加します。たとえば、次のようにします。
<Field name=’global.noCascade’> <Disable> <s>TRUE</s> </Disable> </Field> |