コンポーネントインタフェースマップには、アダプタで使用できるコンポーネントインタフェースのリストが含まれています。
interfaces オブジェクト。コンポーネントインタフェースのリストを含みます。カスタムコンポーネントインタフェースがある場合は、マップに独自のコンポーネントインタフェースの定義を定義します。PeopleSoft コンポーネントインタフェース設定オブジェクトを編集し、定義を追加オブジェクトとして <Attribute name=’interfaces’> 要素の下の <List> 要素に追加します。
使用可能なコンポーネントインタフェースは、それぞれ独自の定義を持っています。コンポーネントインタフェースの定義の主要な要素は次のとおりです。
name。コンポーネントインタフェースのラベル。多くの場合、componentInterface 属性の値と一致しますが、これは必要条件ではありません。この値は、アダプタの「リソースパラメータ」ページのドロップダウンメニューに表示されます。
componentInterface 属性。PeopleSoft で定義されたコンポーネントインタフェースの名前。
getKey 属性。PeopleSoft の GET 操作を実行するときに設定されるコンポーネントインタフェースプロパティーの名前。getKey が定義されていない場合は、key 属性が代わりに使用されます。
findKey 属性。PeopleSoft の FIND 操作を実行するときに設定されるコンポーネントインタフェースプロパティーの名前。findKey が定義されていない場合は、key 属性が代わりに使用されます。
createKey 属性。PeopleSoft の CREATE 操作を実行するときに設定されるコンポーネントインタフェースプロパティーの名前。createKey が定義されていない場合は、key 属性が代わりに使用されます。
key 属性。非推奨です。代わりに、getKey、findKey、または createKey を使用します。
properties 属性。PeopleSoft コンポーネントインタフェースから読み取りまたは設定を行うことができるプロパティーのリスト。
properties リスト内の各オブジェクトには、次の属性が必要です。
name。プロパティーの名前。これは、componentInterface プロパティーで識別される PeopleSoft コンポーネントインタフェースによって公開されたプロパティーの名前と正確に一致する必要があります。プロパティーの名前は、リソースユーザー属性の候補として「アカウント属性」ページのリストに表示されます。
これがコレクションプロパティーである場合は、追加属性を定義してください。コレクションプロパティーは、そのキープロパティーと、独自の入れ子構造を持つ単純プロパティーまたは複合プロパティー、あるいはその両方のセットを定義します。
isCollection 属性。プロパティーがコレクションである場合は、この属性を true に設定します。
key 属性。プロパティーがコレクションである場合は、この属性を、コレクションの各項目を一意に識別するプロパティーの名前に設定します。
properties 属性。コレクションの各項目について読み取りまたは設定を実行できるプロパティーのリスト。任意の複雑さをサポートするために、このリストの各メンバーは、親と同じ許可された属性を持つオブジェクトになっています。つまり、リストには、メンバーごとに固有の name、isCollection、key、および properties 属性を含めることができます。
disableRule 属性。ユーザー無効状態を判定および設定するためのロジックを定義するオブジェクト。この属性には次の属性が含まれています。
property 属性。確認するプロパティー。この値を、componentInterface オブジェクトの properties 属性に一覧表示します。
trueValue 属性。ユーザーが無効になっていることを示す値。
falseValue 属性。ユーザーが有効になっていることを示す値。
supportedObjectTypes 属性。アダプタを通してアクセス可能な、Identity Manager リソースオブジェクトタイプのリスト。各オブジェクトは一連の機能を定義します。
features 属性。サポートされている機能のリスト。使用可能な機能のタイプには、表示、取得、一覧表示、検索、作成、名前を付けて保存、更新、名前の変更、および削除があります。
デフォルトのコンポーネントインタフェース設定オブジェクトは、次のインタフェースを定義します。
DELETE_USER_PROFILE.。ユーザーアカウントを削除します。
ROLE_MAINT。PeopleSoft のロールのサポートを追加します。
USER_PROFILE コンポーネントインタフェース
デフォルトの USER_PROFLE コンポーネントインタフェース定義は、create、read、および update アクションの実行に使用されます。USER_PROFILE コンポーネントインタフェースが GETKEYS キーと FINDKEYS キーに対して UserID フィールドを割り当てるため、key 属性と findKey 属性は UserID に設定されます。
USER_PROFILE コンポーネントインタフェースのデフォルトの定義によって、使用可能なすべてのプロパティーが定義されているわけではありません。サンプルユーザーフォーム中で使用されているものを含むように簡素化されています。「アカウント属性」ページにほかのリソースユーザー属性を追加する必要がある場合は、まずコンポーネントインタフェース定義を更新する必要があります。コンポーネントインタフェース定義のリストに記載されていないリソースユーザー属性は、そのページに追加できません。
USER_PROFILE に定義されているほとんどのプロパティーは、単純なオブジェクトです。ただし、IDTypes オブジェクトと Roles オブジェクトはコレクションであり、複数の値を持つ可能性があります。IDTypes には、固有の属性のコレクションが含まれています。これらのオブジェクトには、isCollection 属性、コレクションのキー名、および少なくとも 1 つのプロパティーを含めてください。
DELETE_USER_PROFILE コンポーネントインタフェース
DELETE_USER_PROFILE コンポーネントインタフェース定義は、ユーザープロファイル定義を削除するために使用されます。OPRID キーは、削除するユーザープロファイルを決定します。このコンポーネントインタフェースにはプロパティーがないため、定義には何も表示されません。
ROLE_MAINT コンポーネントインタフェース定義は、ロールリソースオブジェクトを一覧表示するように Identity Manager を設定する方法を示したサンプル実装の一部です。次に示す一般的なガイドラインに従って、ROLE_MAINT の例を実際の要件に合わせて変更することにより、ほかのリソースオブジェクトを一覧表示できます。
PeopleSoft コンポーネントインタフェースアダプタは、リソースオブジェクトの一覧表示のみをサポートします。ほかのオブジェクト機能 (更新、作成、削除など) はサポートしません。
ROLE_MAINT コンポーネントインタフェース定義には、次の重要な特性があります。
ROLENAME が FINDKEYS と GETKEYS の主キーであるため、findKey 属性と getKey 属性は ROLENAME に割り当てられます。
DESCR と ROLESTATUS も FINDKEYS のキーですが、これらは主キーではないため、findKey の値としては表示されません。代わりに、これらは properties セクションに表示されます。
supportedObjectTypes 属性は、Role オブジェクトを定義します。Role オブジェクトは検索機能と取得機能をサポートします。