Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

getUser アクション

getUser アクションは、ホストアプリケーションから次のいずれかの情報を取得します。

getUser アクションは、必ず定義してください。

コンテキスト

actionContext マップには、次のエントリが含まれます。

キー  

値の型  

値の説明  

hostAccess

com.waveset.adapter.HostAccess 

メインフレームへの 3270 エミュレーションアクセスを提供します。 

adapter

com.waveset.object.ScriptedHostResourceAdapter 

アダプタインスタンス 

action

java.lang.String 

getUser」という文字列。

attrsToGet

java.util.List 

取得するユーザー属性を識別する文字列のリスト。このリストは、スキーママップの右側から取得されます。 

id

java.lang.String 

取得するユーザーのアカウント ID。 

errors

java.util.List 

これは、最初は空のリストです。処理中にエラーが発生した場合にスクリプトがこのリストに java.lang.String オブジェクトを追加するように設定する必要があります。 

trace

com.waveset.adapter.Trace 

実行のトレースに使用されるオブジェクト。スクリプトは、このクラスのメソッドを使用することで、顧客の環境でデバッグ可能なものとなります。 

result

java.util.Map 

スクリプトは、マップにエントリを追加して、ユーザー属性を返します。後述のエントリテーブルを参照してください。 

result マップには、スクリプトによって次のエントリが入力される必要があります。

キー  

値の型  

値の説明  

text

String 

ユーザー属性に解析されるテキストを含みます。1 つ以上の画面または応答の内容であることもあります。 

あとで、このマップの attrParse エントリで指定された AttrParse オブジェクトを使用して、この文字列からユーザー属性が抽出されます。一致するユーザーが見つからない場合は、このエントリをマップに入れないでください。

このフィールドをマップに追加しないでください。代わりに attrMap マップを入力します。

attrParse

String 

このマップの text エントリの文字列からユーザー属性を解析するためにアダプタが使用する AttrParse オブジェクトの名前。このエントリは、常に text エントリと一緒に設定します。

attrMap

java.util.Map 

スクリプトがユーザー属性を直接取得できる場合は、ユーザー属性のマップでこのエントリを設定できます。この attrMap エントリは、このマップの text エントリが存在しない場合にのみ適用されます。

エラー処理

一致するユーザーが見つからない場合、result マップは空のままにするようにしてください。

アプリケーション固有のエラーが画面または応答に発生した場合、スクリプトが errors キーに適切な文字列を追加します。エラーが発生したと判断するために、さまざまな既知のエラー文字列の検索が必要になることがあります。

errors リストに項目が存在する場合は、取得の失敗とみなされます。さらに、スクリプト内から例外がスローされた場合は、取得の失敗とみなされます。