Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

トラブルシューティング

Identity Manager のデバッグページを使用して、次のクラスでトレースオプションを設定します。

hostAccess オブジェクトは、Identity Manager でトレースされることもあります。デバッグページでトレースされるクラスは com.waveset.adapter.HostAccess です。メインフレームに送信されたキーストロークと待機メッセージを識別するにはトレースレベル 3 で十分です。 トレースレベル 4 では、送信された正確なメッセージと、メインフレームからの応答が表示されます。


注 –

トレースファイルの場所が有効であることを確認します。デフォルトでは、トレースファイルは InstallDir/idm/config の下のアプリケーションディレクトリに配置されます。アプリケーションが WAR から配備されている場合は、パスにディレクトリの絶対パスのハードコードが必要になることがあります。クラスタ環境では、トレースファイルをネットワーク共有に書き込むようにしてください。


ソースのトレースのほかに、キーストロークを送信する前の画面テキストを常にログに記録しておくことも役に立つ可能性があります。これは、ファイル書き込み側で実現できます。コマンドのシーケンスは次のとおりです。

Procedureキーストロークの送信前に常に画面テキストをログに記録する

  1. var file = new java.io.File(”<filename>’);var writer = new java.io.BufferedWriter(new java.io.FileWriter(file));writer.write(hostAccess.getScreen());writer.flush();

  2. hostAccess.sendKeysAndWait(<cmd>,<msg>);

  3. writer.newLine();

  4. writer.write(hostAccess.getScreen());

  5. writer.flush();

  6. writer.close();

    <filename> は、アプリケーションサーバーのローカルファイルシステム上のファイルの場所を参照するようにしてください。書き込み側は、flush() メソッドが呼び出されると、その場所へのハンドルを開いて、バッファーに格納されている内容を書き込みます。close() メソッドは、ファイルへのハンドルを解放します。getScreen() メソッドをこの関数に渡すと、デバッグのために画面の内容のダンプを取得できます。このトレースは、画面が正しくナビゲートされて、ログイン/ログアウトが正常に実行されたら削除するようにしてください。