Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

パスワードキャプチャー処理

パスワードキャプチャープラグインは、サーバーが LDAP ADD または LDAP MODIFY 操作を処理しようとするたびに、Directory Server コアによって呼び出されます。このプラグインは変更を調べて、パスワード変更があると、idmpasswd 属性と値のペアを挿入します。この値は暗号化されたパスワードです。

パスワードキャプチャープラグインによってキャプチャーされたパスワードは、共有キーを使用して暗号化されます。設定された LDAP リソースアダプタによってそのパスワードが復号化されるときに、同じ共有キーが使用されます。

変更がサーバーに受け入れられると、旧バージョン形式の更新履歴ログプラグインは、旧バージョン形式の更新履歴ログデータベースにその変更 (idmpasswd 属性の新しい値を含む) を記録します。LDAP リソースアダプタは、idmpasswd 属性の変更を処理し、暗号化された文字列の形式で、Identity Manager 内のほかのコンポーネントがその値を利用できるようにします。

idmpasswd 属性は、ユーザーがパスワードを変更するときに Directory Server の通常のデータベースには表示されません。