Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

フェイルオーバーモード

Active Directory フェイルオーバーを用いて問題を解決するには、次の 2 つの方法のどちらかを使用できます。

引数

特定のエラーに半自動フェイルオーバーの起動が適していると判断した場合は、次のタスク引数を設定します。(エラー時ワークフローは、Active Directory 同期フェイルオーバータスクを起動する必要があります。)これらの引数を設定することにより、失敗が発生したリソースと IAPI オブジェクトが、代替ドメインコントローラと usnChanged 開始ポイントを使用するように再設定されます。

引数  

説明  

resourceName

失敗が発生した場所を名前またはリソース ID によって特定します。 

autoFailover

自動フェイルオーバーを設定するかどうかを指定します。true に設定します。

failureTimestamp

失敗が発生した時刻を示します。この値は、onSync エラープロセスから取得されます。 

replicationTime

Active Directory 環境でデータをレプリケートするための最長時間 (時間単位) を指定します。 

処理を継続するドメインコントローラおよび開始ポイントとなる保存された HighestCommittedUSN 番号を手動で指定するには、次の引数を指定します。

引数  

説明  

resourceName

失敗が発生したリソースの名前または ID を指定します。 

backupDC

同期プロセスを開始するホストの名前を指定します。 

usnDate

収集されたデータから収集された HighestCommittedUSN の変更値に関連付けるために使われるタイムスタンプです。これは、半自動モードで targetTime が計算されるのと同じように計算されます。

restartActiveSync

新しいドメインコントローラへの切り替えが完了したあとに Active Sync を起動するかどうかを指定します。 

リソースオブジェクトの変更

Active Directory Recovery Collector タスクでは、使用されている値に基づいて LDAPHostname リソース属性値か GlobalCatalog リソース属性値のどちらかが更新されます。サブドメイン検索リソース属性が true に設定されていて、グローバルカタログ属性の値が空でない場合は、グローバルカタログサーバー属性が変更されます。それ以外の場合は、LDAPHostname がバックアップドメインコントローラの名前に変更されます。

IAPI オブジェクトの変更

Active Directory Recovery Collector タスクでは、次回の実行時に調べる変更を Active Directory リソースアダプタに知らせるために、IAPI オブジェクトも更新されます。このタスクでは、lastUpdated 属性値と lastDeleted 属性値の両方の HighCommitedUSN 値が更新されます。