Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

コネクタの詳細

`

バンドル名

SPML

バンドルバージョン

1.0

サポートされるネイティブリソース

DSML スキーマを使用する SPML 2.0 サーバー

設定の注意点

接続パラメータ

SPML コネクタには、次の設定パラメータがあります。

表 58–1 SPML 接続パラメータ

接続パラメータ 

説明 

Login user

SPML 2 サーバーに接続するときに使用するユーザー名 

password

SPML 2 サーバーに接続するときに使用するパスワード 

Target System Url

SPML 2 サーバーの URL 

スクリプトパラメータ

スクリプトパラメータには、スクリプト作成に使用するスクリプト言語を定義する scripting language が含まれます。コネクタフレームワークには Groovy サポートが含まれます。SPML 2.0 はセッションを確立および維持する方法を指定しないため、SPML 2.0 コネクタでは、実行中に指定したポイントでスクリプトを実行して、セッション管理を実行できます。これらの実行のポイントは次のとおりです。

接続を確立したあと、次の変数を定義して Post-Connect スクリプトが実行されます。

表 58–2 Post-Connect スクリプトの変数

スクリプト変数 

説明 

connection

確立された com.sun.openconnectors.framework.spi.Connection 

username

接続で指定したユーザー名 

password

接続で指定したパスワード 

memory

スクリプトの実行間で持続される java.util.Map  

要求が送信される前に、次の変数を定義して Pre-Send スクリプトが実行されます。

表 58–3 Per-Send スクリプトの変数

スクリプト変数 

説明 

request

送信される org.openspml.v2.msg.Request 

memory

スクリプトの実行間で持続される java.util.Map 

応答を受信したあと、次の変数を定義して Post-Receive スクリプトが実行されます。

表 58–4 Post-Receive スクリプトの変数

スクリプト変数 

説明 

response

受信した org.openspml.v2.msg.Response 

memory

スクリプトの実行間で持続される java.util.Map 

接続を終了する前に、次の変数を定義して Pre-Disconnect スクリプトが実行されます。

表 58–5 Pre-Disconnect スクリプトの変数

スクリプト変数 

説明 

connection

終了する com.sun.openconnectors.framework.spi.Connection 

username

接続で指定したユーザー名 

password

接続で指定したパスワード 

memory

スクリプトの実行間で持続される java.util.Map 

これらに加えて、属性がサーバーに送信される前や、サーバーから返される属性を受け取ったあと、属性を変更するスクリプトを実行できます。コネクタフレームワークは、サーバーで使用される名前に対応していない属性に対して予約語を使用するため (たとえば、名前に対して NAME)、このスクリプトが必要になる場合があります。

作成および変更操作中にスクリプトを実行して、属性の名前を変更できます。このスクリプトは使用する名前を返します。Map 'set' Name スクリプトでは、次の変数を使用できます。

表 58–6 Map 'set' Name スクリプトの変数

スクリプト変数 

説明 

name

属性の名前 

objectclass

オブジェクトクラスの名前 

configuration

SPML 設定オブジェクト 

memory

スクリプトの実行間で持続される java.util.Map  

検索操作の結果として返される属性を変更するスクリプトを実行できます。スクリプトは使用する属性を返します。Map Attribute スクリプトでは、次の変数を使用できます。

表 58–7 Map Attribute スクリプトの変数

スクリプト変数 

説明 

attribute

com.sun.openconnectors.framework.common.objects. 属性 

objectClass

オブジェクトクラスの名前 

configuration

SPMLConfiguration オブジェクト 

memory

スクリプトの実行間で持続される java.util.Map 

クエリー操作中に返される属性を変更するスクリプトを実行できます。スクリプトは使用する名前を返します。Map 'query' Name スクリプトは使用する名前を返します。

表 58–8 Map 'query' Name スクリプトの変数

スクリプト変数 

説明 

name

属性の名前 

configuration

SPML 設定オブジェクト 

memory

スクリプトの実行間で持続される java.util.Map 

最後に、SPML のオブジェクトクラスとコネクタフレームワークのオブジェクトクラスのマッピングを指定する必要があります。この操作には、サポートされるコネクタフレームワークのオブジェクトクラス (たとえば、__ACCOUNT__) ごとに 1 つの行と、次の情報を含む 4 つの列を含むテーブルを使用します。

使用上の注意

サードパーティーからの注意事項

なし

デフォルトスキーマ

OperationalAttributes.PASSWORD_NAME (「パスワード」機能が設定されている場合)

OperationalAttributes.ENABLE_NAME (「サスペンド」機能が設定されている場合)

さらに、DSML スキーマで報告される属性が追加されます。

プロビジョニングに関する注意事項

次の表に、このアダプタのプロビジョニング機能の概要を示します。

機能 

サポート状況 

アカウントの有効化/無効化 

あり 

アカウントの名前の変更 

なし 

パススルー認証 

なし 

前アクションと後アクション 

なし 

データ読み込みメソッド 

リソースから直接インポート、リソースの調整