Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

ActiveSync 設定

この節では、「Edit Synchronization Policy」ページで表示可能な、リソースに固有の設定情報を説明します。次の属性は、ほとんどの Active Sync アダプタに適用されます。

パラメータ  

説明  

処理規則

TaskDefinition の名前、またはフィード内のすべてのレコードに対して実行される TaskDefinition の名前を返す規則のいずれかです。この処理規則は、activeSync 名前空間内のリソースアカウント属性を、リソース ID およびリソース名とともに取得します。 

このパラメータは、ほかのすべてのパラメータよりも優先されます。この属性を指定した場合、このアダプタに関するその他の設定に関係なく、すべての行に対して処理が実行されます。 

相関規則

リソースアカウントを所有する Identity Manager ユーザーのリソース情報が特定されない場合は、相関規則が呼び出され、(アカウントの名前空間内の) リソースアカウント属性に基づいて、ユーザーの照合に使用する、一致する可能性のあるユーザーまたはアカウント ID の候補のリスト、あるいは属性条件を特定します。

規則は、エントリを既存の Identity Manager アカウントに関連付けるために使用できる次のいずれかの情報を返します。 

  • Identity Manager ユーザー名

  • WSAttributes オブジェクト (属性ベースの検索で使用)

  • AttributeCondition 型または WSAttribute 型の項目のリスト (AND 結合による属性ベースの検索)

  • String 型の項目のリスト (各項目は Identity Manager アカウントの Identity Manager ID またはユーザー名)

    相関規則によって複数の Identity Manager アカウントが識別された場合は、複数の候補の中から一致させるべきアカウントを特定するために確認規則または解決プロセス規則が必要になります。

    データベーステーブル、フラットファイル、および PeopleSoft コンポーネントの Active Sync アダプタの場合は、デフォルトの相関規則はリソース上の調整ポリシーから継承されます。

確認規則

相関規則によって返されるすべてのユーザーを対象にして評価される規則です。ユーザーごとに、Identity Manager の ID (account. 名前空間にある) リソースアカウント情報の相関を示す、完全なユーザービューが確認規則に渡されます。確認規則は、ブール値で表すことができる値を返すことが期待されます。たとえば、「true」、「1」、または「yes」や、「false」、「0」、または「null」です。 

データベーステーブル、フラットファイル、および PeopleSoft コンポーネントの Active Sync アダプタの場合は、デフォルトの確認規則はリソース上の調整ポリシーから継承されます。 

削除規則

activeSync. または account. という形式のキーを持つ値すべてのマップを期待できる規則です。プロキシ管理者のセッションに基づく LighthouseContext オブジェクト (display.session ) は、この規則のコンテキストで利用できます。この規則は、ブール値で表すことができる値を返すことが期待されます。たとえば、「true」、「1」、または「yes」や、「false」、「0」、または「null」です。

あるエントリに関してこの規則によって true が返された場合、アダプタの設定方法に応じて、フォームとワークフローを介してアカウント削除リクエストが処理されます。 

解決プロセス規則

TaskDefinition の名前、またはフィード内のあるレコードに対して複数の一致がある場合に実行される TaskDefinition の名前を返す規則のいずれかです。解決プロセス規則は、リソースアカウント属性をリソース ID およびリソース名とともに取得します。 

この規則は、一致がなく、「一致しないアカウントの作成」が選択されていない場合にも必要です。

このワークフローは、管理者による手動操作を求める処理にすることもできます。 

一致しないアカウントの作成

true に設定すると、一致する Identity Manager ユーザーが見つからない場合に、リソース上にアカウントが作成されます。false に設定すると、処理規則が設定され、その規則が識別するワークフローによって新しいアカウントが保証されていることが確認されないかぎり、アカウントは作成されません。デフォルトは true です。 

グローバルで利用

true に設定すると、activeSync 名前空間に加えてグローバル名前空間にも値が入力されます。デフォルト値は false です。