Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

使用上の注意

ここでは、ACF2 リソースアダプタの使用に関連する依存関係と制限について示します。

管理者

TSO セッションでは、同時に複数の接続は許可されません。Identity Manager ACF 操作の同時実行を実現するには、複数の管理者を作成する必要があります。2 人の管理者を作成すれば、2 つの Identity Manager ACF 操作を同時に実行できます。少なくとも 2 人 (できれば 3 人) の管理者を作成するようにしてください。

クラスタ環境で運用している場合は、クラスタ内のサーバーごとに管理者を定義する必要があります。これは、各サーバーの管理者が同じ管理者である場合にも適用されます。TSO では、クラスタ内のサーバーごとに異なる管理者が必要です。

クラスタリングを使用していない場合は、すべての行でサーバー名は Identity Manager のホストマシンの名前となります。


注 –

ホストリソースアダプタは、同じホストに接続している複数のホストリソースでの親和性管理者に対して最大接続数を強制しません。代わりに、各ホストリソース内部の親和性管理者に対して最大接続数が強制されます。

同じシステムを管理する複数のホストリソースがあり、現在それらが同じ管理者アカウントを使用するように設定されている場合は、同じ管理者がリソースに対して同時に複数のアクションを実行しようとしていないことを確認するために、それらのリソースを更新しなければならない可能性があります。


リソースアクション

ACF2 アダプタでは、login および logoff のリソースアクションが必要です。login アクションは、認証されたセッションに関してメインフレームとネゴシエーションを行います。logoff アクションは、そのセッションが不要になったときに接続を解除します。

login リソースアクションおよび logoff リソースアクションの作成については、「メインフレームの例」を参照してください。

SSL 設定

Identity Manager は TN3270 接続を使用してリソースと通信します。

ACF2 リソースへの SSL 接続の設定については、第 53 章メインフレーム接続を参照してください。