JMS リスナーアダプタは、Java Management Extensions (JMX) で監視できる複数の属性および操作を提供します。Identity Manager サーバーでの JMX の設定については、『Business Administrator's Guide』の設定に関する章を参照してください。
Active Sync プロセスが実行されている (かつ信頼できる MBean を含む) サーバーでは、指定されたウィンドウの時間に基づいて統計値が計算されます。setWindowMillis 操作は、期間の長さを設定します。統計値が計算されるたびに、統計ウィンドウの実際の期間が ActualWindowTime 属性として記録されます。
たとえば setWindowMillis 操作が 10000 (10 秒) に設定できても、ActualWindowTime には実際のウィンドウが 10.005 秒であったことを示す値 10005 が含まれる可能性があります。MsgCountInWindow などその他の属性は、実際のウィンドウを使用して統計値を計測またはカウントします。MsgCountInWindow に値 63 が含まれる場合、10.005 秒間に 63 個のメッセージが JMS から取得されたことになります。
次の表に、アダプタが JMX で使用できるようにする属性および操作を示します。属性および操作は、JMX コンソールから IDM/Cluster/ Synchronization/Active Sync/JMS Listener/SyncStats:DestinationName で確認できます。DestinationName の値は、「宛先タイプ」および「宛先の JNDI 名」リソースパラメータの値を結合して生成されます。
属性 |
説明 |
---|---|
ActualWindowTime |
最新のウィンドウの実際の時間 (ミリ秒) を示します。 |
Attributes |
アダプタのリソースパラメータの値を一覧表示します。 |
Authoritative |
サーバーが Active Sync プロセスを実行しているサーバーであるかどうかを示します。 |
AvgMsgWaitTime |
メッセージの待機に費やされた平均の時間 (ミリ秒) を示します。 |
AvgProcessTime |
メッセージの処理に費やされた平均の時間 (ミリ秒) を示します。 |
CurrentMsgWaitStart |
現在のメッセージ待機の待機が開始した日付と時刻を示します。 保留中の待機がない場合は NULL です。 |
CurrentMsgWaitTime |
メッセージの待機に費やされたミリ秒を示します。 |
CurrentPollStart |
Active Sync が現在実行中の場合に、Active Sync が最後に開始した日付と時刻を示します。 |
CurrentProcessStart |
現在処理中のメッセージの処理が開始した日付と時刻を示します。 |
CurrentProcessTime |
現在のメッセージの処理に費やされたミリ秒の合計を示します。値が 0 の場合は、メッセージが処理されていないことを示しています。 |
LastCalculatedPollTime |
現在のポーリングが含まれるポーリングループにおけるミリ秒について、最後に計算された時点での合計を示します。 |
MaxMsgWaitTime |
1 メッセージの待機に費やされる最大ミリ秒を示します。 |
MaxPollTime |
1 ポーリングサイクルの最大ミリ秒を示します。 |
MaxProcessTime |
1 メッセージの処理に費やされる最大ミリ秒を示します。 |
MsgCountInWindow |
最後のウィンドウの時間中に受信したメッセージ数を示します。 |
MsgPerUnittime |
指定されたウィンドウ中に処理されたメッセージ数を示します。 |
PollMsgWaitPercent |
メッセージの待機に費やされた時間の割合を示します。 |
PollOtherPercent |
オーバーヘッドとして費やされた時間の割合を示します。 |
PollProcessPercent |
メッセージの処理に費やされた時間の割合を示します。 |
PollStatistics |
最新のウィンドウの実際の時間を示します。 |
TotMsgCount |
受信したメッセージの合計数を示します。 |
TotMsgWaitTime |
メッセージの待機に費やされたミリ秒の合計を示します。 |
TotProcessTime |
メッセージの処理に費やされたミリ秒の合計を示します。 |
操作 |
説明 |
---|---|
getWindowMillis |
統計ウィンドウの期間 (ミリ秒) を取得します。この操作は、Authoritative 属性が true の場合のみ使用できます。 |
refreshAttributes |
リソース属性の最新の値を返します。 |
resetStatistics |
アダプタの統計値をリセットします。この操作は、Authoritative 属性が true の場合のみ使用できます。 |
setWindowMillis |
統計ウィンドウの期間 (ミリ秒) を設定します。この操作は、Authoritative 属性が true の場合のみ使用できます。 |