ユーザーパスワードに制御文字 (0x00、0x7f など) を使用しないでください。
シェルスクリプトアダプタでは、ユーザーアカウントの作成、更新、削除、取得などの基本的なプロビジョニング機能を実行する一連のアクションを作成できます。これらの各アクションは、シェルスクリプトで定義されます。シェルスクリプトアダプタは、リソースアクションを UNIX リソースアダプタとして実行することで機能します。リソースアクションを実行するには、このアダプタで次の操作が必要です。
作成、削除、および更新の操作を、/tmp ディレクトリで実行する。
mkdir、umask、touch、cat、chmod、rm - f、rmdir、find、set などのコマンドを実行する機能と、<、<<、>、>> などの演算子を使用する機能を設定する。
このアダプタでは、次の表に示すプロビジョニングアクションがサポートされます。
目的 |
必要性 |
|
---|---|---|
create |
新しいユーザーを作成します。 |
省略可能。 ただし、指定されていない場合は、ユーザーを作成できません。 |
delete |
既存のユーザーを削除します。 |
省略可能。 ただし、指定されていない場合は、ユーザーを削除できません。 |
getAllUsers |
リソース上のすべてのユーザーに関する情報を取得します。 |
省略可能。 ただし、指定されていない場合は、調整や「リソースから読み込み」などのアカウント反復処理に依存する操作は実行できません。 |
getUser |
既存ユーザーの属性を取得します。 |
はい。 |
update |
既存ユーザーの属性を更新します。 |
省略可能。 ただし、指定されていない場合は、ユーザーを更新できません。 |
$WSHOME/sample/ShellScript ディレクトリには、理論上のシェルスクリプトベースのホストアプリケーションにユーザーをプロビジョニングするのに使用できるリソースアクション定義のサンプルセットが格納されています。環境に合わせてそれらの定義をカスタマイズしてください。
リソースアクションの一般的な情報については、第 50 章リソースへのアクションの追加を参照してください。