Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

リソースアクション

シェルスクリプトアダプタでは、ユーザーアカウントの作成、更新、削除、取得などの基本的なプロビジョニング機能を実行する一連のアクションを作成できます。これらの各アクションは、シェルスクリプトで定義されます。シェルスクリプトアダプタは、リソースアクションを UNIX リソースアダプタとして実行することで機能します。リソースアクションを実行するには、このアダプタで次の操作が必要です。

このアダプタでは、次の表に示すプロビジョニングアクションがサポートされます。

アクション

目的  

必要性  

create 

新しいユーザーを作成します。 

省略可能。 ただし、指定されていない場合は、ユーザーを作成できません。 

delete 

既存のユーザーを削除します。 

省略可能。 ただし、指定されていない場合は、ユーザーを削除できません。 

getAllUsers 

リソース上のすべてのユーザーに関する情報を取得します。 

省略可能。 ただし、指定されていない場合は、調整や「リソースから読み込み」などのアカウント反復処理に依存する操作は実行できません。 

getUser 

既存ユーザーの属性を取得します。 

はい。 

update 

既存ユーザーの属性を更新します。 

省略可能。 ただし、指定されていない場合は、ユーザーを更新できません。 

$WSHOME/sample/ShellScript ディレクトリには、理論上のシェルスクリプトベースのホストアプリケーションにユーザーをプロビジョニングするのに使用できるリソースアクション定義のサンプルセットが格納されています。環境に合わせてそれらの定義をカスタマイズしてください。

リソースアクションの一般的な情報については、第 50 章リソースへのアクションの追加を参照してください。