Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

flag トークン

flag トークンは、多くの場合、アカウントプロパティーを定義するフラグがユーザーアカウントに存在するかどうかを判定するために、opt トークン内で使用されます。このトークンは、指定された文字列を検索します。そのテキストが見つかると、AttrParse は boolean 型の true を属性に代入し、そのエントリを属性マップに追加します。

解析位置は、一致したテキストのあとの最初の文字に進められます。

属性

属性

説明

name

属性値マップで使用する属性の名前。この名前は、通常はリソースアダプタのスキーママップ上のリソースユーザー属性と同じですが、これは必要条件ではありません。 

offset

トークンのテキストを検索する前にスキップする文字数。offset には次の値を指定できます。 

  • 1 またはそれ以上の値を指定すると、指定された数の文字を移動してから、トークンのテキストを検索します。

  • 0 を指定すると、現在の解析位置でテキストを検索します。これはデフォルト値です。

  • -1 を指定すると、現在の解析位置でトークンのテキストを検索しますが、termToken 属性が存在する場合、解析位置は termToken 属性で指定された文字列までになります。

termToken

検索対象のテキストが存在しないことを示すインジケータとして使用する文字列。この文字列は、多くの場合、画面出力上の次の行の最初の単語またはラベルです。 

解析位置は、termToken 文字列のあとの文字になります。 

termToken 属性は、len 属性が負の値 (-1) の場合にのみ使用できます。 

データ

検索するテキスト。

Procedureflag トークンの例

  1. 次のトークンは、現在の解析位置で AUDIT を検索し、見つかった場合は、ユーザー属性マップに AUDIT_FLAG=true を追加します。


    <flag offset=’-1’ name=’AUDIT’>AUDIT_FLAG</flag>
  2. 次のトークンは、現在の解析位置で xxxxCICS を検索します。xxxx は、空白文字を含む任意の 4 文字です。この文字列が見つかった場合、AttrParse は CICS=true をユーザー属性マップに追加します。


    <flag offset=’4’ name=’CICS’>CICS</flag>