データを保持する最大時間数を設定します。デフォルト値は 7 日です。この値により、どれくらい以前の HighestCommittedUSN 値を保持するかを制御します。
設定する必要がある Active Sync リソースごとに 1 つのワークフローを設定します。
Identity Manager 管理者インタフェースの「タスク」ページで、このタスクをスケジュールします。HighestCommittedUSN 値について各ホストに問い合わせる頻度を規定するポーリング間隔は、タスクスケジュールによって設定されます。
このタスクが実行されると、Active Directory アダプタは、各ドメインコントローラの rootDSE から HighestCommittedUSN 番号を取得するように求められます。取得した値は、Identity Manager 設定オブジェクトに格納されます。定義された Active Sync リソースごとに 1 つの設定オブジェクトが生成され、代替ドメインコントローラの HighestCommittedUSN 値が格納されます。
各 Active Directory Active Sync リソースでは、Identity Manager によって、リソースの同期中に失敗が発生したときに呼び出される onError プロセスが定義されます。Active Directory リソースでエラー時プロセスが定義されていると、アクティブな同期中にリソースでポーリングメソッドが呼び出されたときにエラーが発生した場合に、このプロセスが呼び出されます。このプロセスでは、IAPI オブジェクトからの結果がチェックされ、エラーが発生した場合は、定義されたプロセスが呼び出されます。
このプロセスを、エラーが発生したときに電子メールで管理者に通知するように設定します。Identity Manager によって別のドメインコントローラに処理が継続されるように、エラーが保証されているかどうかを管理者が判断できるように、電子メールの本文にエラーテキストを含めます。
そのエラーテキストにより、管理者は、長期にわたる停止の可能性があるか、すぐに解決できる一時的な問題 (次回のポーリングで解決される一時的なルーティングの問題など) による障害であるかを知らされます。
別のドメインコントローラへのフェイルオーバーが保証されているエラーがドメインコントローラから返された場合は、「タスク」ページから Active Directory 同期フェイルオーバータスクを実行します。
手動フェイルオーバーモードの場合は、フェイルオーバータスクに次の情報が必要です。
ダウンしたドメインコントローラまたはリソースの名前
処理を継続する DC ホストの名前
使用する収集済み HighestCommittedUSN 値のタイムスタンプ
新しいドメインコントローラへの切り替えが完了したあとに Active Sync を再起動するかどうかも選択してください。
Active Directory 同期フェイルオーバータスクは、実行時に次のように動作します。