Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

手順 2: Active Directory エラー時プロセスの Active Sync 属性を定義する

各 Active Directory Active Sync リソースでは、Identity Manager によって、リソースの同期中に失敗が発生したときに呼び出される onError プロセスが定義されます。Active Directory リソースでエラー時プロセスが定義されていると、アクティブな同期中にリソースでポーリングメソッドが呼び出されたときにエラーが発生した場合に、このプロセスが呼び出されます。このプロセスでは、IAPI オブジェクトからの結果がチェックされ、エラーが発生した場合は、定義されたプロセスが呼び出されます。

このプロセスを、エラーが発生したときに電子メールで管理者に通知するように設定します。Identity Manager によって別のドメインコントローラに処理が継続されるように、エラーが保証されているかどうかを管理者が判断できるように、電子メールの本文にエラーテキストを含めます。

そのエラーテキストにより、管理者は、長期にわたる停止の可能性があるか、すぐに解決できる一時的な問題 (次回のポーリングで解決される一時的なルーティングの問題など) による障害であるかを知らされます。

手順 3: 失敗が発生したリソースの Active Directory 同期フェイルオーバータスクを実行する

別のドメインコントローラへのフェイルオーバーが保証されているエラーがドメインコントローラから返された場合は、「タスク」ページから Active Directory 同期フェイルオーバータスクを実行します。

手動フェイルオーバーモードの場合は、フェイルオーバータスクに次の情報が必要です。

新しいドメインコントローラへの切り替えが完了したあとに Active Sync を再起動するかどうかも選択してください。

タスクの動作

Active Directory 同期フェイルオーバータスクは、実行時に次のように動作します。

Procedureタスクのアクション

  1. 失敗が発生したリソースの Active Sync プロセスを停止する

  2. フェイルオーバー設定オブジェクトを読み取る

  3. 必要なリソース属性値を変更する

  4. オプションで、Active Sync プロセスを再起動する