『Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス』では、リソースに接続する場合、および接続したリソースのアカウントを管理する場合に役立つ参照情報と手順について説明します。
『SunTM Identity Manager リソースリファレンス』は、Identity Manager を設定および配備してリソースを管理するデプロイヤおよび管理者を対象としています。
デプロイヤは、プログラミングに関する予備知識があり、XML、Java、Emacs や IDE (Eclipse または NetBeans など) に精通していることが望まれます。
管理者にはプログラミングに関する予備知識は必ずしも必要ではありませんが、LDAP、Active Directory、SQL などのリソースドメインの 1 つ以上について、高度に熟練していることが望まれます。
本書を読む前に、『『Sun Identity Manager の概要』』の内容を理解しておいてください。
『Identity Manager リソースリファレンス』は、次の章で構成されています。
第 1 章リソースリファレンスの概要。Identity Manager リソースアダプタベースのリソースでの、インストール、設定、および実装に関する情報を説明します。
サポートされている各アダプタベースのリソースに関する章。これらの章はアルファベット順に示しています。
第 49 章AttrParse オブジェクトの実装。AttrParse 機能をカスタマイズするために必要な情報を説明しています。メインフレームベースのリソースアダプタは、この機能を使用してリソースから情報を抽出します。
第 50 章リソースへのアクションの追加。Identity Manager のさまざまなタイプのリソースに対して、アクションを作成および実装する方法について説明します。
第 51 章LDAP パスワードの同期。Sun JavaTM System Directory Server から Identity Manager システムへのパスワード同期をサポートする、Identity Manager 製品の拡張機能を説明します。
第 52 章Active Directory Synchronization Failover。新しいドメインコントローラに切り替えたときに発生する、繰り返しイベントの数を制限する方法について説明します。
第 53 章メインフレーム接続。IBM の Host on Demand や Attachmate 3270 Mainframe Adapter for Sun Emulator Class Library を使用して、メインフレームリソースに接続する方法について説明します。
第 54 章SNC (Secure Network Communications) 接続の有効化。Access Enforcer、SAP、および SAP HR リソースアダプタで、SNC (Secure Network Communications) を使用して安全に SAP システムと通信する方法について説明します。
第 55 章非推奨のリソースアダプタ。サポートが終了したリソースアダプタの一覧を示します。
第 56 章アイデンティティーコネクタの概要。この章ではアイデンティティーコネクタを紹介します。これは、Identity Manager で新しくサポートされた機能です。コネクタは、リソースアダプタに代わって、ネイティブリソースのアイデンティティーとその他のオブジェクトタイプをマッピングします。
サポートされている各コネクタベースのリソースに関する章。これらの章はアルファベット順に示しています。
Sun Identity Manager 8.1 のドキュメントセットには、次のマニュアルが含まれています。
主な対象読者 |
タイトル |
説明 |
---|---|---|
すべてのユーザー |
Identity Manager の機能についての概要を説明しています。製品のアーキテクチャー情報や、Identity Manager を Sun Open SSO Enterprise や Sun Role Manager などの他の Sun 製品と統合する方法について説明しています。 |
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既知の問題、修正された問題、および Identity Manager のドキュメントセットに記載されていない最新の情報を説明しています。 |
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システム管理者 |
Identity Manager と、Sun Identity Manager Gateway や PasswordSync などのオプションコンポーネントをインストールする方法を説明しています。 |
|
古いバージョンの Identity Manager を新しいバージョンにアップグレードする方法について説明しています。 |
||
システム管理者が Identity Manager のインストールを管理、調整、およびトラブルシューティングする際に役立つ情報と操作方法を説明しています。 |
||
ビジネス管理者 |
Identity Manager のプロビジョニングおよび監査機能の使用方法を説明しています。ユーザーインタフェース、ユーザーとアカウントの管理、レポート機能などの情報についても説明しています。 |
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システムインテグレータ |
Identity Manager を複雑な IT 環境に配備する方法を説明しています。アイデンティティー属性、データの読み込みと同期、ユーザーアクションの設定、カスタムブランディングの適用などの話題も説明しています。 |
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ワークフロー、フォーム、ビュー、ルール、および XPRESS 言語について説明しています。 |
||
リソースアダプタのインストール、設定、および使用方法の情報を説明しています。 |
||
Identity Manager Service Provider の配備方法と、ビュー、フォーム、およびリソースの標準 Identity Manager 製品との違いを説明しています。 |
||
SPML サポートの設定方法、サポートされる SPML 機能とサポートの理由、およびフィールドでサポートを拡張する方法について説明しています。 |
Sun Identity Manager のドキュメントに対する修正と更新は、Identity Manager Documentation Updates の Web サイトで公開されます。
http://blogs.sun.com/idmdocupdates/
RSS フィードリーダーを使用して Web サイトを定期的に確認し、更新を利用できる場合に通知を受けることができます。サイトを購読するには、フィードリーダーをダウンロードして、ページの右側の「Feeds」の下にあるリンクをクリックします。バージョン 8.0 から、メジャーリリースごとのフィードを利用できます。
このドキュメントでは、サードパーティー URL を参照して、追加の関連情報を提供します。
このドキュメントで取り上げる他社の Web サイトが使用可能かどうかについて、Sun は関知いたしません。Sun は、このようなサイトまたはリソースで得られるあらゆる内容、広告、製品、およびその他素材を保証するものではなく、責任または義務を負いません。Sun は、このようなサイトまたはリソースで得られるあらゆるコンテンツ、製品、またはサービスによって生じる、または生じたと主張される、または使用に関連して生じる、または信頼することによって生じる、いかなる損害または損失についても責任または義務を負いません。
Sun の Web サイトでは、次の追加リソースに関する情報を入手できます。
Sun ではドキュメントの品質向上のため、お客様のご意見、ご要望をお受けしております。ご意見をお寄せいただくには、http://docs.sun.com にアクセスして、「Feedback」をクリックしてください。
次の表は、本書で使用する表記上の規則について説明しています。
表 P–1 書体の表記規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力を示します。 |
.login ファイルを編集します。 すべてのファイルを一覧表示するには、ls -a を使用します。 machine_name% you have mail. |
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力とは区別して示します。 |
machine_name% su Password: |
aabbcc123 |
変数を示します。実際の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するコマンドは、rm filename です。 |
AaBbCc123 |
書名、新しい用語、強調する語句を示します。 |
『ユーザーズガイド』の第 6 章を参照してください。 キャッシュは、ローカルに保存されたコピーです。 ファイルを保存しないでください。 注意: 一部の強調語句は、オンラインでは太字で示されます。 |
次の表は、C シェル、Bourne シェル、および Korn シェルの、デフォルトの UNIX® システムプロンプトとスーパーユーザーのプロンプトを示しています。
表 P–2 シェルプロンプト
シェル |
プロンプト |
---|---|
C シェル |
machine_name% |
C シェル (スーパーユーザーの場合) |
machine_name# |
Bourne シェルおよび Korn シェル |
$ |
Bourne シェルおよび Korn シェル (スーパーユーザーの場合) |
# |
Windows のコマンド行プロンプトは C:\ です。