Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

リソースを設定する際の注意事項

ここでは、双方向に信頼された複数のドメイン間での、Windows NT のプロビジョニングについて説明します。単一のドメインから複数のドメインを管理する場合は、次の制約が適用されます。


注 –

この節では次の用語を使用します。


次の信頼関係を確立する必要があります。

ゲートウェイサービスが開始されるときに、サービスアカウントのローカルログインが行われます。リソース管理アカウントのいずれかがサービスアカウントと異なる場合、またはドメインのいずれかでパススルー認証を実行する場合、サービスアカウントには、ゲートウェイドメインに「Act As Operating System」と「走査チェックのバイパス」のユーザー権限が必要です。これらの権限は、サービスアカウントで別のユーザーとしてログインするために必要です。

ホームディレクトリを作成する場合は、ディレクトリを作成するファイルシステム上で、リソース管理アカウントがディレクトリを作成できる必要があります。ホームディレクトリをネットワークドライブに作成する場合、リソース管理アカウントには、ゲートウェイプロセスの Temp または TMP 環境変数で定義されたファイルシステムか、これらの変数が定義されていない場合はゲートウェイプロセスの作業ディレクトリ (WINNT または WINNT\system32) に対して、書き込みアクセスが必要です。

前アクション、後アクション、またはリソースアクションを実行する場合、リソース管理アカウントには、ゲートウェイプロセスの TEMP または TMP 環境変数で定義されたファイルシステムか、これらの変数が定義されていない場合はゲートウェイプロセスの作業ディレクトリ (WINNT または WINNT\system32) に対して、読み取りと書き込みアクセスが必要です。

ゲートウェイはスクリプトとスクリプトの出力を、これらのディレクトリのいずれかに書き込みます。ディレクトリは記載されている順に選択されます。

ドメインごとに個別のリソースアダプタを設定します。同じゲートウェイホストを使用できます。

各ユーザーのドメイン固有のリソース属性 (ドメインと、場合によっては管理者とパスワード) をオーバーライドすることにより、単一のリソースを使用して複数のドメインを管理することもできます。


注 –