Active Directory (AD) のパススルー認証をサポートするための要件は、次のとおりです。
コネクタサーバーをユーザーとして実行するように設定する場合、そのユーザーアカウントには「Act As Operating System」および「走査チェックのバイパス」のユーザー権限が必要です。デフォルトでは、コネクタサーバーはローカルシステムアカウントとして実行され、このアカウントにはこれらの権限はすでに備わっています。また、「走査チェックのバイパス」ユーザー権限は、デフォルトですべてのユーザーに有効になっています。
ユーザー権限を更新する必要のある場合、更新されたセキュリティーポリシーが伝播されるまでに遅延が生じる可能性があります。ポリシーが伝達されたら、コネクタサーバーを再起動する必要があります。
認証されるアカウントには、コネクタサーバーで「ネットワーク経由でコンピュータへアクセス」のユーザー権限が必要です。
コネクタサーバーでは、LogonUser 関数に LOGON32_LOGON_NETWORK ログオンタイプおよび LOGON32_PROVIDER_DEFAULT ログオンプロバイダを設定して、パススルー認証を実行します。LogonUser 関数は、Microsoft Platform Software Development Kit で提供されています。