現在のプロビジョニングアクション (作成、削除、更新など) に対応する ResourceAction からスクリプトを読み込む。
必要な Java 入力オブジェクトをスクリプトで利用できるように準備する。
スクリプトを起動する。
スクリプトから返された結果 (または例外やエラー) を処理する。
この「使用上の注意」の残りの部分では、スクリプト JDBC アダプタのプロビジョニングアクション、および各プロビジョニングアクションに割り当てられたスクリプトに対して必要な動作について説明します。
スクリプトは、それ自体に渡された JDBC 接続を閉じることはできません。アダプタが適切な時期に自動的に接続を閉じます。
sample/ScriptedJdbc フォルダの下のファイル階層を参照してください。
各サンプルサブフォルダ (SimpleTable、MultiValue、および StoredProc) には、そのサンプルで使用するファイルセットについて説明する README.txt ファイルがあります。
スクリプト JDBC アダプタは、次のプロビジョニングアクションに関するエンドユーザーのスクリプティングをサポートします。
Action |
説明 |
必要性 |
---|---|---|
create |
新しいユーザーを作成します。 |
省略可能。 ただし、指定されていない場合は、ユーザーを作成できません。 |
delete |
既存のユーザーを削除します。 |
省略可能。 ただし、指定されていない場合は、ユーザーを削除できません。 |
disable |
既存のユーザーをネイティブで無効にします。 |
省略可能。 ただし、指定されていない場合は、ユーザーをネイティブで無効にできません。 |
enable |
既存のユーザーをネイティブで有効にします。 |
省略可能。 ただし、指定されていない場合は、ユーザーをネイティブで有効にできません。 |
getAccountIterator |
既存ユーザーの繰り返しの実行に使用されるオブジェクトを返します。 |
省略可能。 ただし、getAccountIterator も listAll も指定されていない場合は、アカウントの反復処理を実行できません。 |
getActiveSyncIterator |
Active Sync 繰り返しの実行に使用されるオブジェクトを返します。 |
省略可能。 ただし、指定されていない場合、Active Sync はサポートされません。 |
test |
「設定のテスト」の間にカスタムテストを実行します。 |
省略可能。 |
getUser |
既存ユーザーの属性を取得します。 |
省略可能。 ただし、指定されていない場合、ユーザーアクションはサポートされません。 |
listAll |
既存ユーザー (またはほかのオブジェクトタイプ) の ID のリストを返します。 |
省略可能。 ただし、getAccountIterator も listAll も指定されていない場合は、アカウントの反復処理を実行できません。 |
update |
既存ユーザーの属性の更新、名前の変更、またはパスワードの変更を行います。 |
省略可能。 ただし、指定されていない場合は、ユーザーの属性、名前、またはパスワードを変更できません。 |
authenticate |
ユーザー ID とパスワードを確認します。 |
省略可能。 ただし、パススルー認証を実行する場合は必須です。 |
どの action スクリプトも、java.util.Map クラスで定義されているように、actionContext マップを受け取ります。マップに格納できる内容は、アクションごとに異なります。
前の表に示されたアクションの詳細については、この章内の次の各項を参照してください。
各項では、これらのアクションの説明に加えて、次の情報を提供しています。
コンテキスト。スクリプトの実行前にアダプタが Javascript 実行コンテキストに追加する actionContext マップで使用できる、一連のエントリについて説明します。
エラー処理。異常やエラー条件を、スクリプトがどのように処理するかを説明します。