Sun Access Manager サーバーからコピーするファイルの配置先ディレクトリを作成します。この手順では、CfgDir という名前のディレクトリを使用します。Access Manager がインストールされている場所を AccessMgrHome とします。
次のファイルを AccessMgrHome から CfgDir にコピーします。ディレクトリ構造はコピーしないでください。
UNIX では、全体的な読み取りアクセスを許可するために CfgDir 内の JAR ファイルのアクセス権を変更しなければならない場合があります。アクセス権を変更するには、次のコマンドを実行します。
chmod a+r CfgDir/*.jar
次のように JAVA クラスパスを付加します。
Identity Server 6.0 を使用する場合は、CfgDir を指す Java システムプロパティーを設定します。次のようなコマンドを使用します。
java -Dcom.iplanet.coreservices.configpath=CfgDir |
バージョン 6.1 以降を使用する場合は、CfgDir/AMConfig.properties ファイルで、次の行を追加または編集します。
com.iplanet.services.configpath=CfgDir com.iplanet.security.SecureRandomFactoryImpl=com.iplanet.am.util. SecureRandomFactoryImpl com.iplanet.security.SSLSocketFactoryImpl=netscape.ldap.factory. JSSESocketFactory com.iplanet.security.encryptor=com.iplanet.services.util. JCEEncryption |
最初の行では configpath を設定しています。最後の 3 行ではセキュリティー設定を変更しています。
CfgDir/am_*.jar ファイルを $WSHOME/WEB-INF/lib にコピーします。Identity Server 6.0 を使用する場合は、jss311.jar ファイルも $WSHOME/WEB-INF/lib ディレクトリにコピーします。
Identity Manager が Windows 上で稼働している環境で Identity Server 6.0 を使用する場合は、IdServer\lib\jss\*.dll を CfgDir にコピーし、CfgDir をシステムパスに追加します。
Identity Manager が Access Manager とは異なるシステムにインストールされている環境では、次のエラー条件を確認してください。Access Manager リソースへの接続時にエラー java.lang.ExceptionInInitializerError が返され、それに続く試行で java.lang.NoClassDefFoundError が返される場合は、設定データに誤りまたは欠落がないか確認します。
また、java.lang.NoClassDefFoundError で示されたクラスの JAR ファイルも確認します。そのクラスが含まれている JAR ファイルのクラスパスを、アプリケーションサーバーの JAVA クラスパスに付加します。
CfgDir に 「Sun Access Manager (Access Manager 7.0 より前のバージョン) のインストールと設定」で説明したすべてのデータが含まれ、すべての設定プロパティーが正しく割り当てられていることを確認します。