さまざまな人的および電子的タッチポイントを使用した複雑な業務処理を、使いやすく自動化できるように Identity Manager のワークフローをカスタマイズします。
カスタムのワークフローのパフォーマンスを向上させるには、次の方法に従ってください。
処理時間を改善するため、承認サブプロセスへの呼び出しを削除して、デフォルトのワークフローを単純化します (特に、Active Sync、一括動作、調節などの一括処理動作)。
ワークフロー内に無限ループがないことを確認します。特に、承認サブプロセス内にあるループで、ブレークフラグが更新され適切に確認されるようにします。
複数回同じオブジェクトのリポジトリを参照する必要がある場合は、取得したオブジェクトを後から使用できるよう変数に置きます。
Identity Manager はすべてのオブジェクトをキャッシュしないため、変数の使用が必要です。
WorkflowServers の checkoutView の TargetResources オプションで、アカウント情報のクエリー対象となるリソース数を制限します。
アカウント情報のクエリー対象となるリソース数を制限する方法については、次の例をご覧ください。
<Argument name=’TargetResources’> <list> <string>resource name[| #]</string> </list> </Argument> |
上の例の [| #] は、特定のリソースに複数アカウントがあるときに使用できるオプションのパラメータです。たいていの場合、リソース名で十分です。
フォームで残った不要なビュー変数を消去します。特に大きなマップとリストを消去します。たとえば、次のようにします。
<setvar name=’myLargeList’></null></setvar>
このビューは、TaskInstance オブジェクトで複数回コピーされるため、大きなビューでは TaskInstance とそれに対応する TaskResult のそれぞれのサイズが著しく増加します。
完了したタスクをすぐに廃棄するよう、TaskDefinition の resultLimit (数秒内) を使用するか、タスク実行中のこのオプションを設定します。TaskInstances の数が多いと、次に影響が出ます。
フッター内の taskResults.jsp と管理者インタフェース内の JSPTM タスクの表示方法
JSP タスクの表示方法
タスク名を変更する際の TaskInstance ごとのクエリー
データベースのサイズ
次のオプションを必要に応じて設定します。
(選択を推奨) delete — 新しいタスクの実行が開始される前に、同一名の古い方の TaskInstance を削除します。
wait — 古い方の TaskInstance が削除されるか resultLimit に達して期限が切れるまで、現在の TaskInstance を一時停止します。
rename — 命名が競合しないように、TaskInstance 名にタイムスタンプを挿入します。
terminate — 同一名の古い方の TaskInstance を削除します。現在実行中の同一名の TaskInstance がそれぞれ中止されます。