Sun Identity Manager 8.1 システム管理者ガイド

オブジェクトテーブル

Identity Manager のリポジトリは、オブジェクトテーブルを使用してラージオブジェクト (LOB) などの直列化データオブジェクトを保持します。オブジェクトテーブルでは、よく問い合わされる単一値のオブジェクト属性も保持できます。

大半のオブジェクト型のストアド属性はハードコードされます。


注 –

User オブジェクト型と Role オブジェクト型は、この規則における例外です。オブジェクトテーブルに格納されるインライン属性は構成可能なため、UserRole は、追加のカスタム属性をクエリー可能として設定できます。


オブジェクトテーブル内の行数と、格納されるオブジェクト数は一致します。オブジェクトテーブルごとに格納されるオブジェクト数は、そのテーブルに格納されるオブジェクト型によって決まります。オブジェクト型によっては多数のものもあれば、少数のものもあります。

Identity Manager は通常、オブジェクト ID またはオブジェクト名を使ってオブジェクトテーブルにアクセスしますが、テーブル内に格納されている属性のうちの 1 つを使ってアクセスすることもできます。オブジェクト ID とオブジェクト名は単一のオブジェクト型をとおして一意ですが、属性値は一意ではなかったり均等に分布されていたりします。属性によっては値が多いものもあれば、比較的少ないものもあります。さらに、複数のオブジェクト型で同じ属性を使用することもあります。属性の中には、あるオブジェクト型に対する値は多く、別のオブジェクト型に対する値は少ないものもあります。値の分布が均一でないと、インデックスページの分布も均一でなくなり、スキューと呼ばれる状態になります。

オブジェクトテーブルは、テーブル名に ATTR または CHANGE 接尾辞が付かないテーブルです。